louribot’s blog

学習成果の出る企業内教育(教育全体)についての考察を語ります

「アンケート」を「評価」になんてしてないよね? よね?

教育や研修の後に、必ずといっていいほど「アンケート」ってありますよね?

 

日本企業の教育研修担当者たちは、「アンケート」を「評価」として扱ってる人がほとんどです。

いやいや、「アンケート」は決して教育、学習、研修の「評価」ではありません!

 

「アンケート」はただの「感想」です!

 

アンケートはただの感想です!

e-Learningの事後テストの後に、アンケートを入れる人、、、事後テストの成績よりアンケートの記述に一喜一憂する人、、、、

 

人間の心理からして、アンケートでは、ほとんどが「無難」、適当に「ほめる」、ごく少数が「不満」を記載します。

割合はその参加している学習者や、教授内容によっても変わりますが、一番多いのが「無難」に「よかった」とか、「普通」とかでしょう?

無記名の紙のアンケートの場合は、少し「不満」が増えるでしょうけど、、、

 

実際のところ、学習者にとっては「アンケート」なんて「無駄」以外の何物でもないのです。早く帰りたいのに、早く終わりたいのに時間だけ取られて!

 

そう、「アンケート」の一番の問題は、学習者が時間を取られることです。

大半のアンケートは、アンケートを取る側のベネフィットが殆どです。

 

学習者中心、学習者主体なんて、どこ吹く風で教授側はアンケートを取ります。

 

そして、「よかった」「すごくよかった」が6割で、「普通」が3割、「よくなかった」はたった1割でした!

中には、「また是非やってほしい!」「次もあったら必ず参加する!」なんて言葉をそえたりします。

 

まぁ、アンケートを取る側としては、答えが予想できるアンケートをつくることができるので、使いたくなるのはわからないでもありません(実際、身近にアンケートの結果を上司に「評価」として申告し、昇進した人もいました、、、、)。

 

最近では、「よいアンケートの作り方」みたいな下らないビジネス書もでてるくらいですから、需要もあるのでしょう、、、

 

私も、研修や講演をやったあと主催者からアンケート結果が送られてきたことが何度もありましたが、はっきりいって迷惑でした。

というのも、自社内でのアンケートであれば、コメントを返すこともできます。しかし、セミナーやEDIXみたいな誰が聞いてるのかわからない、誰が書いたかわからない、連絡のしようもないアンケートをもらって、、、どうするの? って感じでした。

 

そう、ここの第二の問題がでてきましたね?

 

「アンケート」にたいする「フィードバック」をほとんどしない!

 

から、アンケートは無駄だと言っているのです!

 

学習者からの「アンケート」による疑問等に「フィードバック」をすることが教授側の最低限のマナーだと思っています。

 

だから、「フィードバック」できない、する気のない場合は、アンケートは絶対に取らない方が、学習者のため、、、だと、、、

 

(因みに、とても素晴らしい熊大のIDの公開講座でも最後にアンケートがありました、、それだけが残念でした)

 

また熱くなってしまいました、、、、いかんですね。 ではまた!