フランク・ヴィンセント・ザッパ(Frank Vincent Zappa、1940年12月21日 - 1993年12月4日)は、アメリカ合衆国のシンガーソングライター、マルチプレイヤー、作曲家、編曲家、バンドマスター。
「一番好きなミュージシャンは?」
と訊かれれば、
「フランク・ザッパ」
と、ここ30年ほどはそう答えています。
どこが好きか、、ということは置いておいて、今回はザッパが残したコトバについて考えてみます・
Information is not knowledge. (*)
Knowledge is not wisdom. (**)
Wisdom is not truth. (***)
Truth is not beauty.
Beauty is not love.
Love is not music.
Music is THE BEST.”
「情報は知識ではないし」 (*)
「知識は叡智ではない」 (**)
「叡智は真実ではなくて」 (***)
「真実は美なんかじゃない」
「美は愛ではないし」
「愛は音楽じゃない」
「音楽こそが最高のもの」
(フランク・ザッパ)
「情報は知識ではない」「知識は叡智ではない」「叡智は真実ではなく」
正におっしゃるとおり、、、
「情報は知識ではない」については、多くの人が言っていますし、これだけでビジネス書を出版しているケースもあります。
「情報」をどのように捉え、必要なモノだけを取り込む、、、みたいなコトを延々と記した本がよくありますし、結構売れていたりします。
では、「知識は叡智ではない」は?
(叡智)
・深く物事の道理に通じる知恵。高い知性。
・哲学で、物事の真実在や真理を捉えることができる最高の認識能力。
・すぐれた知恵。深く物事の道理に通じる才知。
これも、いくつかのビジネス書や自己啓発書には記されていますが、「情報は知識ではない」に比べると、かなり数は減ります。
そして、「叡智は真実ではなくて」になると、まぁ、ほとんどないですね?
ザッパが一番言いたかったのは、最後の「音楽こそが最高のもの」ですが、私的には、この「叡智は真実ではなくて」というコトバが気になります。
確かに、「高い知性」が「真実」でないことは多々ありますね。
しかし、
世の中は「知性」が無く、「知性」に弱いので、
たとえ「真実」でなくても安易に「真実」だと思い込んでしまいます。
プラトン、ウィトゲンシュタインがこう言った、カントはこう言ってるから、、、、
という時代から、GPTがこう答えてるから、、、
みたいに。
学校で「先生がこう教えてくれた!」、、、にどれだけの”嘘”や”間違い”があったか、、を考えれば、、、、
「情報」だけでなく、「知識」も「知性」も疑う必要があるのでしょうね?
確かに、「真実」は「美しくない」場合が多いですね、、、