今回は、「 永遠の微調整 ~ 学習の極意 ~ 」 というテーマで少しだけ考えてみます。

何年か前に読んだ本の中で、
「学習の極意は、常に微調整を行っていくところにある・・・」
というのがありました。
まぁ、” 極意 ” というのは大袈裟ですが、確かに何事においても ” 微調整 ” は必要です。
と思いながらも、学習において ” 微調整 ” をするというのは結構難しいものです。
なぜなら、” 微調整 ” した成果・結果は大きくないことが多いですし、何が ” 微調整 ” にあたるのかを判断することも通常は困難であり、サンプルなどがあっても、やはり懐疑的になるように思います。
成果が出ず、伸び悩んだ時などに、 ” 大きな変換・変更 ” を求めることは学習者の思考としては至極当たり前で、誰もが実施しようとします。
そこで、”大きな変換・変更 ” に必要なのは、インストラクショナルデザインや様々な教育・学習理論、フレームワーク、モデルなどです。
それゆえ、教育・学習について考える人たち(研究者、先生たち)は、時に大きな変革・進化を目指そうとして、実現不可能(ありえない状況の)なモデルや理論を無理やり絞り出したりして、それに乗った教える側の人による教育で学習者が被害を被る(?)場合も結構な数であるようにも思います。
そこで、” 微調整 ” です。
(学習における微調整)
思考や方略(学び方)を微調整することは、単に知識を増やすだけでなく、「より効果的に学ぶ力」を育てるために極めて重要。
メタ認知(自分の思考や学習の状態を把握し、調整する能力)とも深く関係している。
・学習効率を高める
学習方法が常に最適とは限らず、「説明できるレベルまで理解する」「演習量を増やす」「復習の頻度を高める」などと方略を修正することで、より効率的な学習が可能になる場合がある。
・誤りから学ぶことができる
「なぜ間違えたのか」「次はどうすればよいのか」を考えることと分析をし、それに応じた学習方法を調整することにより、同じ失敗を繰り返しにくくなり、学習の質が向上する。
・主体的な学習者になる
教師や教材から与えられた方法をそのまま実践するだけではなく、「自分に合った学習方法を選ぶ」「学習計画を修正する」「進捗を確認する」ことができるようになり、学習者自身が学習をコントロールする力を身につけることができるようになる。
・学習の転移を促す
思考や方略を調整する経験は、新しい状況にも応用できるようになり、異なる場面でも学習方略を柔軟に活用できるようになる。
・自己効力感を高める
自分で学習方法を改善し、成果が出ると、「自分は学べる」 「努力の仕方を工夫すれば成長できる」という感覚が生まれ、学習意欲を高め、さらに学習を継続する原動力となる。
ということのようです。
それまでやっていた学習において、ほんの少しだけ工夫、変更をしてみるということは目に見えた成果をすぐには出さないかもしれませんが、「学習」を考えるということだけで、その後の進化に繋がるように思います。
しかし、最初に記したように、” 微調整 ” を常に続けようとすることは困難です。
ではどうすればいいか、、、、勿論、答えはありませんが、考えられることは、
成果が出なかったり、伸び悩んでいる時には、まずは ”大きな変換・変更 ” を行う、”大きな変換・変更 ” は、すぐにはフィットしませんから、自然と ” 微調整 ” を行うようになります。
学習の段階や分野により、”大きな変換・変更 ” もいつかは上手くいかなくなります。
そうなった時には、また新しいモデルや理論、つまり ”大きな変換・変更 ” を行い、自然な ” 微調整 ” に移行します。
”大きな変換・変更 ”があり、それに不随して ” 微調整 ” を継続させるということでしかない
ように思ったりします。
”大きな変換・変更 ” なしの、” 微調整 ” というのは余程の天才でもなければ困難なように感じます。
「学習の極意は、常に微調整を行っていくところにある・・・」
かもしれませんが、その前に ”大きな変換・変更 ” を行い、、というコトバが必要であるように思うのです。








