louribot’s blog

学習成果の出る企業内教育(教育全体)についての考察を語ります

「速読」ができればどんなにいいだろう・・・

今回は、誰もが一度はできるようになりたいと考えるであろう「速読」について考えてみます。


積読 せざるを得ない私などは、今でも時々「速読」ができればどんなにいいだろう? と考えます。


学習独学の書籍などでも、よく「速読」のことが書いてあったりしますが、実際に「速読」をやろうとした人は、結構少ないのではないでしょうか?

 

私は一度やろうと考えたことがあったのですが、調べてみると、


やはり、少し ”怪しい” 感じ


がして、実際には取り組んだはありません。

速読

(速読、速読術(speed reading、rapid reading、fast reading))

 

文章を速く読むための技術あるいは方法を指す。読書速度を向上させ、効率的に大量の書物を読破する技術。

通常の読書速度よりも高速でテキストを読み、情報を吸収する能力または技術のことを指す。速読の目的は、短時間で大量の情報を消化し、理解すること。

 

速読を習得する方法

 

・チャンキング

文字や単語を一つずつ読むのではなく、まとまった単位(チャンク)で読むことを習慣化する。一度に多くの情報を消化することができる。

 

・サブボーカリゼーション(内心読唱)を抑制する

読んでいるときに無意識に唱えてしまう癖を抑えることで、読む速度を上げることができる。

 

・視線の動きを最小限にする

視線をページ上で大きく動かすと読む速度が遅くなるので、最小限に抑えることが重要。

 

・スキップ読み

全ての単語を読むのではなく、重要な単語やフレーズだけを読むことで、大まかな内容を早く理解する技術。

 

・リーディングソフトウェアを使用する

一部のソフトウェアは速読を訓練するための機能を持っている。

 

・毎日練習する

速読のスキルを向上させるためには、毎日の練習が必要。少しずつ読む速度を上げていくことで、自然と速読のスキルが身につく。


(メリット)

 

・時間節約

速読は時間を大幅に節約することができる。一般的な読書速度よりも高速で情報を処理することができるため、短時間で多くの情報を吸収することが可能。

・生産性の向上

速読は、勉強や仕事、一般的な読書など、さまざまなシーンで生産性を向上させることができる。大量の情報を迅速に処理することができるため、効率的に学習や情報収集を行うことができる。

・集中力の向上

速読の練習は、集中力を向上させる効果もある。速読を行う際は、テキストに集中し、自分の視線や思考をコントロールする必要があるため、集中力を鍛えることができる。


(デメリット)

 

・理解度の低下

速読は、高速で情報を処理することに重点を置いているため、深くテキストを理解することが難しくなる場合がある。特に、複雑な内容や新しい情報を学ぶ際には、速読よりもゆっくりと読む方が理解度が高まることがある。

疲労

速読は、一般的な読書よりも高い集中力を必要とするのため、長時間行うと疲労感が大きくなることがある。

・習得に時間がかかる

速読を効果的に行うためには、一定の練習と時間が必要。速読の技術を習得するまでには時間がかかる場合がある。


ということです。


んんん、何か「科学」と「非科学」が入り混じっている感じですね?


速読の考え方自体は古代からあったとのことで、「速読法」として提唱したのはEvelyn Wood という人みたいです。

1950年代に「速読法」を開発し、その後「Evelyn Wood Reading Dynamics」という「速読講座」を全米で展開し、ケネディ大統領やカーター大統領もこの方法で速読トレーニングした、、、とのことです(ほんとかな?)。


まぁ、しかし、冷静に考えてみると、確かに「訓練」によって、読むスピードは若干上がるでしょうし、上がったスピードでも内容が理解できるようになるでしょう、、、

 

私も「教育・学習」関連の勉強のために一か月で数十冊の本を読んでいた頃は、読むスピードが上がったように感じたこともありました。

 

でも、今から考えると、それは自分が「知りたいコト」「知っているコト」について読んでいるからという前提があるように思います。

 

「考えること」を無にして、目だけで文字を追っても仕方がありません。

 

また、私の場合「音読」「内心読唱」しないと、理解が進まないので、、、「速読」はムリな感じです。


多くの論文や書籍を読まなくてはならない人や、受験勉強の参考書やテキストを限られた時間で、、、という人にとって、「速読」はまさに ”夢のスキル” ですね?

 

とはいえ、”怪しい研修” なんかも多そうですし、山のように出ている「速読できる」本を読んでも、結構な訓練が必要なようです。

 

その訓練をする時間がないから、、、と、速く読みたい時が来てから「速読」というモノを考える、、、から、「速読」は普及しないようにも思います。

「信じるも、信じないも、アナタしだいです・・・」

といったモノでしょうか、、、


最後に、学習関連の本で知った「速読方法」で、1つだけやっていることを紹介して終わります。

 ・指を使って読む

読んでいいる文字の横に指をおいて読んでいくという方法です。

これは、スピードも少し上がる気もしますし、集中できるように思います。