louribot’s blog

学習成果の出る企業内教育(教育全体)についての考察を語ります

「Learning Difference(ラーニング・ディファレンス)」

通常、LDというと「Learning Disabilities(学習障害)」を意味しますが、それとは少し違った捉え方、対象者について「Learning Difference(ラーニング・ディファレンス)」という考えがあるようなので、このことについて少し考えてみます。

 

(ラーニング・ディファレンス


・マジョリティ(多数派)と学び方が異なること

・学習差

・学習スタイルや処理速度、注意力、記憶など、一般的な学習過程とは異なる方法で情報を処理する能力

ラーニング・ディファレンス

誰がこのトレンドを作ったのかは知りませんが、、、


”当たり前”


ですよね?


恐らく、「学校教育」にうまくなじめない人や、不登校の人、成績が伸びない人などを対象としての考えですね?


・「学校での教育がベース」

・「マジョリティ(多数派)ではない人」


、、、という意図が感じられて、あまり「教育・学習」を学んでいない人が考えたのではないのか? という疑問が浮かびます。


これまで、どれだけ多くの教育・学習研究者たちが、


「学習者は一人一人違う」


と訴えてきたことでしょう?

 

それを「工業時代の教育」をベースとして、そこから「はみ出した人」には「違った教育を」と考えること自体ナンセンスですね?


とはいえ、何度も記しますが、


”いまだに「教育」は「工業時代」「昭和」”


であることに間違いはありません。


「情報化時代」も「AI時代」もその姿を見せることさえありません。


まぁ、多くの人がそんなことは深く考えていないのでしょうが、

 

もし国が、ケラー(PSI)、ガニェ、ブルーム、、、なんかの書籍を一家に1冊づつ配れば、、、などと夢見たりします。


今回も話がそれました、、、軌道修正します。


「ラーニング・ディファレンスでいう、

 

”マジョリティ(多数派)と違う学び方”

 

ですが、普通に、


”PSI(個別化教授システム(Personalized System of Instruction))”


で解決しますよね?

 

というより、”マジョリティ(多数派)”も含めて、PSIをやった方がいいと思います(難しいことはわかっていますが)


何度も記していますが、再度「PSI」について、


・1960年代にF.S.Kellerによって提案され、主に高等教育で実践された完全習得学習の一形態。

 

・学習者一人ひとりの理解度や進度に合わせて教育を行うシステムのことを指す。一般的なクラスのように全員が同じ教材を同じペースで学ぶのではなく、個々の学習者が必要な知識やスキルを自分のペースで学べるように設計。

 

・学習者が自分自身の学習スタイルや能力に合わせて学習できる。学習者は自分の強みを活かし、弱点を克服するために必要な支援を受けることができる。学習のモチベーションも向上し、学習結果も改善されるとされる。

 

・教育者が学習者の進度を常に把握し、必要に応じてフィードバックを提供することを必要とする。そのため、教育者の役割は、一方的に知識を伝えるだけではなく、学習者の理解度を評価し、学習プランを調整するというよりアクティブなものになる。

 

・オンライン教育や教育テクノロジーの発展により、さらに実現可能性が高まっている。AIやマシンラーニングを活用することで、学習者の学習パターンを分析し、パーソナライズされた学習経験を提供することが可能になる。


どうでしょう、これで「ラーニング・ディファレンス」は解消しますよね?