louribot’s blog

学習成果の出る企業内教育(教育全体)についての考察を語ります

ハックに焦がれて、、、(hack to the future) Part.2

さて、2つ目はこれです!

 

hack②:知識の呪い

 

「呪い」とは、、、結構怖い内容ですが、実際に怖いことなんです。

 

簡単に記すと、

 

自分の知っていることは、他の人も知っていると思い込んでしまい、そのことについてあまり知らない人の立場を理解することができなくなってしまう認知バイアス」です。

 

教育デザインでよく見かけられるのが、

 

・「自分がすでに習得した知識やスキルを、他の人が新たに学ぶ際にかかる時間を少なく見積もってしまう」

 

企業内教育や研修で、教える側が常に陥る「呪い」です。

 

とはいえ、こういうことをやってる教育担当者は、「教育デザイン」をしているわけではなく、単に「教育スケジュール」を立ててるだけです。

 

おそらく、日本企業の教育担当者、学校の先生様のほとんどが、この「呪い」に陥っていますが、それは、

 

「教育デザイン」=「教育スケジュール」

 

ととらえているということですね。

 

まぁ、IDや教育・学習理論等を学ぶという気のない人たちですから、そうなっても仕方がないとは思います、、、、、。

 

・「何でこれくらいのことがわからない?」

 

これも、よくありますよね?

 

学習者の分析も行わず、前提知識も理解せず、、、、あらゆる職場、学校、塾でこの言葉が飛び交っています、、、

 

でもね、それは貴方が教育デザインを持ってないし、学習者の「学習」させていないだけのことなんです、、、、

 

次にこの言葉を吐く前に思い出して下さい。

 

「何でこれくらいのことが教えられていないんだ?」

 

ね? 「呪い」らしくなってきたでしょ?

 

・「ピア・ラーニング」は同じレベルの学習者同士でないと効果が薄い

 

アクティヴ・ラーニングがトレンドになった頃、企業内教育・研修でも「ピア・ラーニング」を行うことが多くなりました。

しかし、よくあるのが、TAや研修者の中ですでにその知識・スキルを持った人間を中心にやってる「疑似話し合い」です。

 

ほんとに「ピア・ラーニング」をやるのであれば、同レベルの学習者でやらなければ意味がありません。フリーライダーが頻発し、受動的になり、やがて拒否感が生まれてしまいます。

 

呪われないためには、、、科学的に考えましょう、、、それだけです。

KKD