louribot’s blog

学習成果の出る企業内教育(教育全体)についての考察を語ります

PSI

”教育における「ダブルジョパディの法則」”について

マーケティングの世界で有名な、「ダブルジョパディの法則」ですが、 今回は、”教育における「ダブルジョパディの法則」”というテーマで考えてみます。 元々、Double Jeopardyというのは、Double Jeopardy Lawというアメリカの法律で、同一の犯罪に対して2度…

「令和の日本型学校教育」という ”空論過ぎる” 空論

今回は、”「令和の日本型学校教育」という空論” について考えてみます。 お国の戯言ですが、 これまでの日本型学校教育では対応できていない課題を解決するために、「令和の日本型学校教育」というモノが出てきました。 課題としているモノが何かを調べてみ…

「RTI (Response To Intervention) モデル」について

今回は、「RTI (Response To Intervention) モデル」について考えてみます。 通常は、「学習障害」の判断やその対応についての理論だと考えられていますが、この理論は、レベル別の教育や、PSI「個別化教授システム(Personalized System of Instruction)」…

「”義務教育”に感じる不自然さ」について

今回は、「”義務教育”に感じる不自然さ」 について考えてみます。 (義務教育制度) 一定の年齢層の児童・生徒に対し、国や地方公共団体が一定の期間、教育を受けることを法律で義務付けた制度のことを指す。 全ての人が基本的な知識や技能、社会性を身につ…

「統合情報理論(IIT)」と「教育・学習」について

「意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論:ジュリオ・トノーニ , マルチェッロ・マッスィミーニ」をかなり前に読みました。 まだまだ研究の初期段階のようにも感じますが、今後の世界ではこのような理論や考え方が多く出てくるようにも思います…

「多様性・公平性」と「効果的・効率的な教育」の両立問題について ~ 発展させた公文式 ~

前回、” やはり(PSI(個別化教授システム(Personalized System of Instruction)しかない、、” という内容を記しましたが、 現実としては、「PSIは難しい、、」ということも十分に理解しています。 PSI やアダプティブ・ラーニングは、「教育・学習」の最…

「Learning Difference(ラーニング・ディファレンス)」

通常、LDというと「Learning Disabilities(学習障害)」を意味しますが、それとは少し違った捉え方、対象者について「Learning Difference(ラーニング・ディファレンス)」という考えがあるようなので、このことについて少し考えてみます。 (ラーニング…

「経験の罠」による「学習の伸び悩み状態」について

今回は、学習の ”伸び悩み” と、その原因の1つで、大きな要因である「経験の罠」を考えてみます。 通常、「真正な学習」を行えば、各人のスピードに差はあっても、確実に「知識・スキル」は習得できます。 しかし、多くの学習者は、学習しても成績が伸びな…

「認知負荷理論(Cognitive Load Theory)」と「IDモデル」との関係性

「4C/IDモデル」や「スキーマ理論モデル」、「ライゲルースの精緻化理論」のところでも少し記しましたが、 今日は、「認知負荷理論(Cognitive Load Theory)」と「ID(インストラクショナルデザイン)モデル」について考えてみます。 「認知負荷」という考え…

「経営学者」による「教育」の捉え方 ~ expert,master,professional ~

最近は「専門家」というコトバの意味が少し安くなってしまっていますが、今日は「専門家」は自分の「専門」で頑張ってほしい、、「餅は餅屋」というお話です。 『創造する経営(Management in Small Doses)』で有名な経営学者ラッセル・エイコフは晩年に「逆…

「人間中心主義」という考え方と「教えない教育」

「人間中心主義」と「教育」の関連から少し考えてみます。 「人間中心主義」というと、「人間性心理学」のカール・ロジャースのことが浮かびますね? カウンセリングで有名なカール・ロジャースの「療法」の概念としては、 (無条件の肯定的関心) カウンセ…

教育における「覚醒ポテンシャル(Arousal Potential)」の立ち位置

インストラクションをデザインしたり、テスト問題を作る際に、昔からよく引用される理論(?)に、「覚醒ポテンシャル(Arousal Potential)」がありますね? 「人間は単純過ぎるものには快感を感じないが、複雑すぎるものには不快感を感じ、その中間に快感…

「自己主導型学習(self-directed learning; SDL)」と「放置教育」

以前、「自己調整学習(Self-Regulated Learning)」について記しましたが、アカデミア界(?)では、その上(先?)に「自己主導型学習(self-directed learning; SDL)」があるとされています。 同じ学習ですが、「自己調整学習(Self-Regulated Learning…

「多重知能理論」について(ほんの少しだけ思うこと)

今日は、「多重知能理論」について少し考えてみます。 「多重知能理論」は、Multiple Intelligence理論(MI理論)として、ハワード・ガードナーによって提唱されました、、、 ・・・なんてことはどうでもよくて、さっそく内容です。 要は、「知能」について…

PIES (Personalized Integrated Educational System) と PSI (Personalized System of Instruction) ~ 「効率」か「効果」か? それが問題だ! ~

今日は、PIES と PSI について記します。 PIES =「個人に合わせた統合型教育システム」 PSI =「個別化教授システム」 PSI はもう半世紀以上前にフレッド・ケラーが考えたことで、書籍にもなっています(「教育者の成長」)し、知っている人も結構いるのでは…

「対話型学習支援システム」は有効なのか? ~ Attend to your own business. ~

いまだにトレンドを保ちつつある「ChatGPT」のおかげで、教育関連業者、特に「e-Learning業者」はいつものように”一時的に”潤いつつあるようです。 「ChatGPTを活用した対話型のLMS!」 とか、 「ChatGPTを組み込んだLMS!」 とか、、、 そういった宣伝がや…

「 Learning Method 」は星の数ほどあるけれど・・・~ It's like looking for a needle in the haystack. ~

世の中には、ものすごい数の「Learning Method」があります。 今日は、その中から、少しだけ紹介します。 毎回記していますが、「学習」というのは「学習者」が行う行為なので、100人いたら100人の「学習方法」があります。 また、ここで間違えてほしくない…

「基礎」がないのに「応用」をしろといっても・・・~ I can't swing my sleeves without them ~

教育関連の人たちが多く読んでいるはずの、 「学習者中心の教育を実現する インストラクショナルデザイン理論とモデル」 Volume Ⅳの第5章「カリキュラムの新しいパラダイム」に関するお話です。 この章を書いているのは、マーク・プレンスキー! そう、いま…

Just in Time について ~ 「ひつまぶし」 が食べたい ~

Just in Time(JIT)といえば、まず思いつくのは「トヨタ」ですよね? この「トヨタ」の、在庫を少なくして「必要なものを、必要なときに、必要なだけ」供給するための生産計画は、効果、効率ともにすさまじい成果を出し、「トヨタ」を「世界のトヨタ」に押…

ハックに焦がれて、、、(hack to the future) Part.3

第三回は、これです! hack③:カーネギー単位を捨てる カーネギーって? アメリカの、、、あの下らないベストセラー『人を動かす』で有名なデール・カーネギー? 人は動かない! もしくは、「鉄鋼王」のアンドリュー・カーネギー? 大富豪! まぁ、どっちか…

ハックに焦がれて、、、(hack to the future) Part.2

さて、2つ目はこれです! hack②:知識の呪い 「呪い」とは、、、結構怖い内容ですが、実際に怖いことなんです。 簡単に記すと、 「自分の知っていることは、他の人も知っていると思い込んでしまい、そのことについてあまり知らない人の立場を理解することが…

アカデミアの先生にはわからないこと(研究と実践の乖離)3

アカデミアの先生にはわからないこと(研究と実践の乖離)の最後に、共同研究に感じた内容を記します。共同研究の内容についてはまたの機会に、、、 数年前、仲のいいアカデミアの先生と「共同研究」を行いました。「共同研究」とはいっても、ほとんどはこち…

Adaptive Learning と One-Size-Fits-All(それで自由になったのかい)

Adaptive Learning は一般に「適応学習」とよばれます。 「適応学習」は、学習者ひとりひとりのレベル・能力・特性に 合わせた学びを提供する学習スタイル です。PSIと近い考え方ですが、近年は「適応」という言葉が気に入られたのか、割とポピュラーになっ…

もうそろそろ「PSI( Personalized System of Instruction )~ 個別化教授システム ~」をやってもいいんじゃない?

「PSI( Personalized System of Instruction )~ 個別化教授システム ~」は、アメリカのフレッド・ケラーによって考案された授業の方法で、アメリカの大学のいくつかで取り入れられています。 フレッド・ケラー PSI その特徴は、 第一に、周到に作られた…