louribot’s blog

学習成果の出る企業内教育(教育全体)についての考察を語ります

4C/IDMODEL

「知識のレイヤー」と「スキーマ習得」

”学習” して得られる”知識”というモノは、通常「レイヤー(層)」として考えられていて、ベースとなる「背景」の上に「各パーツ」の層を重ねていきます。 そして、「背景」「各パーツのレイヤー」を ”知識” として記憶します。 Photoshopで、画像を作ってい…

「全習法」と「分習法」の使い分け・・・

スポーツ訓練の分野でよく使われるメソッドに、 「全習法」と「分習法」 というのがあります。 「全習法(Total-learning Method)」は, 学習しようとする課題の全体をまとめて一度に行う,ということを繰り返し継続的に行う方法。 「分習法(Partial-learn…

「記憶の活性化拡散(Spreading activation)」と「学習&インストラクション」

「活性化拡散」という考えがあります。「脳」の「記憶」についての概念なので、心理学や脳科学などでたまに取り上げられますね? (活性化拡散) ・ある情報が活性化されると、それが他の関連する情報を活性化し、さらにその情報が他の情報を活性化する(思…

「認知負荷理論(Cognitive Load Theory)」と「IDモデル」との関係性

「4C/IDモデル」や「スキーマ理論モデル」、「ライゲルースの精緻化理論」のところでも少し記しましたが、 今日は、「認知負荷理論(Cognitive Load Theory)」と「ID(インストラクショナルデザイン)モデル」について考えてみます。 「認知負荷」という考え…

「ライゲルースの精緻化理論(Riegeluth's Elaboration Theory)」と「ロバート・フリッツのミディアムショット」

今日は、通称「グリーンブック」:「学習者中心の教育を実現する インストラクショナルデザイン理論とモデル」で有名な、チャールズ・ライゲルースの「精緻化理論」と、「学習する組織」のピーター・センゲの師匠(?)である「偉大な組織の最小抵抗経路」等…

なんとなくスキーマ(Schema)・・・ ~ -100か? 100か なんてね? ~

企業内教育において、「スキーマ」って大事ですよね? でも、なんとなく”胡散臭さ”もありますよね? 心理学は最早、「哲学」ではなく、「科学」として認知されていると思うのですが、一般の社会では「迷信」や「都市伝説」と同レベルの扱いがされているよう…

Just in Time について ~ 「ひつまぶし」 が食べたい ~

Just in Time(JIT)といえば、まず思いつくのは「トヨタ」ですよね? この「トヨタ」の、在庫を少なくして「必要なものを、必要なときに、必要なだけ」供給するための生産計画は、効果、効率ともにすさまじい成果を出し、「トヨタ」を「世界のトヨタ」に押…

UX・UI and Cognitive Psychology Part.2

UX・UIで、主にUIのお話です。 大原則として、 ・オンラインのテキストと、紙のテキストは違うという認識が必要! ・オンラインではテキストの60%(最大) しか読まれない! (10%の人は全く読まない!) ということがあります! そうですよね、、、オンライン…

4C/ID モデル(Four Component Instructional Design Model)~これ一押し!~

「4C/ID モデル」は、企業教育に向いたモデルなので、日本では殆ど使われていないですが、似たモデルに、「ストーリー中心型カリキュラム(熊大大学院)」 や「マーク・プレンスキーのスキル基盤型カリキュラム」 等があります。 では、「4C/ID モデル」 と…