UX・UIで、主にUIのお話です。
大原則として、
・オンラインのテキストと、紙のテキストは違うという認識が必要!
・オンラインではテキストの60%(最大) しか読まれない!
(10%の人は全く読まない!)
ということがあります!
そうですよね、、、オンラインにPDFをアップしても、紙のテキストのように隅から隅まで読むことってまずないですよね?
正直、私もコンプラとか情報セキュリティなんかのe-Learningでスライドが表示されてもほとんど(全く)見てもいないです、、、、、
また、オンラインのテキストは「斜め読み」&「拾い読み」されることがほとんどで、一言一句、深く読まれることはほとんどありません。
では、それを少しでも読んでもらえるようにするには?
UIを考えてみましょう、、、ということです。
基本として、
・情報を小さなかたまりに分ける
・見出しをつける
・テキスト数を可能な限り少なくする
・長い文章は間違いなく読まれない前提
ということがあげられます。これは別にオンラインにかぎったことではないですし、
まぁ、当たり前のことなんですが、多くの人ができないですね、、、
また、
・グーテンベルグ・ダイアグラム
均等に配置された同種の情報を見るときの視線の動きを一般的なパターンにしたもので、視線は左上から右下に移動
・Zパターン レイアウト
シンプルなデザインのために少数のエレメントを扱うのが得意。初めてアクセスしたWebサイトなど、ユーザーが初めて触れるデザインにおいて、要素の配置を知るべく視線を動かす「全体を見る際のパターン」
・Fパターン レイアウト
リピーターのユーザーが前回触れたデザインをもう一度見て、見落とした内容を確認する場合に多く用いられる。Zパターンで全体の構成を理解した後、具体的な情報を得るために視線を動かす「内容を読む際のパターン」
なんていう考えも出てきました。
人の視線の動きは、基本的に、「左」から「右」に動くということですね。
「初頭効果」と「新近(親近)効果」という内容の配置にも工夫ができます。
・初頭効果(Primacy effect)
「最初に示された(学んだ)情報が記憶に残りやすい」
・新近効果(Recency effect)
「最後(より最近)に示された(学んだ)情報が記憶に残りやすい」
まぁ、単に最初と最後に重要なことを記すってことなんですけどね、、、(大したことじゃないけど、、)
そして、記憶情報のコントロールも結構大事です。
・孤立効果|際立たせて記憶に残す
似たようなものや同じパターンで情報が並んでいる中で特徴的なものを提示して、際立たせることで記憶に残す効果
・ミラーの法則|チャンクを活用して覚えやすくする(マジックナンバー)
7(±2)個ずつの要素でひとつのチャンクを形成することで情報が覚えやすくなるという法則
ついでに、認知負荷のコントロール
ワーキングメモリにかかる負荷の軽減。ワーキングメモリの容量は大きくなく、認知負荷が増えすぎると情報を処理しきれなくなる。学習を計画する際には認知負荷が増えすぎないよう、適度な量に調節する必要がある。
などなど、、、様々な理論や方略、モデルなどがありますが・・・
とりあえず、自分やグループの中で完結せずに、他グループの人や第三者に評価・コメントをもらうようにすれば・・・・少しは良くなっていく・・・はず・・・です。