louribot’s blog

学習成果の出る企業内教育(教育全体)についての考察を語ります

UX・UI and Cognitive Psychology Part.1

UXとは、User eXperienceUIとは、User Interfaceのことです。

 

e-Learning における、

 

「映像&音声」vs「テキスト」問題(?)

 

って、どこでもありますよね?(ほんとは、そんなことが問題になること自体情けないことなのですが、、、)

 

そこで、高額な教育関連のセミナー等で、よく言われる話(嘘?)に、

 

複数の知覚(五感)に訴える方が記憶に残りやすい!

 

よって、視覚と聴覚の2つを使う「映像&音声」の方が、視覚だけをつかって学習する「テキスト」より効果がある!

 

1+1=2 > 1

 

「映像&音声」(視覚、聴覚)> 「テキスト」(視覚)

 

っていう説、、、、(ほんとバカですね?


いや、そうではなくて、知覚機能について記すと、

 

「五感(味覚、触覚、聴覚、視覚、嗅覚)による記憶は、足し算ではなく、それぞれ単独して機能する!」


もちろん、個人によって、視覚での学習が得意、聴覚での学習が得意という特性は確かにあるけれど、基本的には足し算にはなりません

 

とはいえ、学習において重要なのは、「受動的」「能動的」 か? ということ。

 

「映像&音声」も、学習者が“能動的”に学習に取り組めば、もちろん、効果はあります
(一部の小さな実験では、テキスト〈視覚〉と同等というものもあります)


だから、

 

効果があればどっちでもいいんです!

 

ただ、これまでの経験から考えると、

 

「映像&音声」の場合、学習者のペースではなく教える側のペースでストーリーが流れていくため、殆どの場合は、必然的に“受動的”な学習になることが多いです。


e-Learningのアンケートで・・・

 

 「テキスト」でなく 「映像&音声」で! というリクエストをする人がたまにいますが、、、つまりは、

 

・ 学習するのがいや(面倒)な人
・ 聞いただけでわかった気になる人(天才?)

 

もしくは、

 

・テキストコンテンツの作成方法が悪い

 

ということでしょうね?

 

次回は、その辺りについて記します。

UX&UI