louribot’s blog

学習成果の出る企業内教育(教育全体)についての考察を語ります

「AI」 と 「教育」は別物です ~ 今の時点では ~

またしても、、またしても、「教育産業」界が「ビジネストレンド」の波に乗ろうとしています。

 

そう、「リスキリング」があまり流行らなかったので、今は「ChatGPT」です。

 

猫も杓子も「ChatGPT」となっている世の中。ハイエナのような「教育産業」界が見逃すはずはありません、、、、

 

早速、「ChatGPT」を使った「教育」アプリケーションとか、「ChatGPT」搭載の「e-Learning」なんてものが山ほど宣伝されるようになっています。

 

これまでも、「教育産業」界は「AI」を使った(とされる)アプリやソフト、コンテンツを多く発表し、何も考えない日本企業のいくつかは騙されて(騙されていることにも気づいていないので、”騙されて”、はいないのかもしれません。宗教みたいなもので、信じる者は救われる、、?)、導入してたりします。

 

しかし、前にも記したように、今の時点で、

 

”「AI」を使った!”と宣伝して売られている「教育産業」界のアプリ、ソフトコンテンツは、99.999%が偽物です!

AIじゃないだろ?

「AI」と呼べるようなものは何も使われていません。単なる「定型のプログラム」です。


ハイエナのような「教育産業」界側は、もちろん「AI」じゃないことは、わかって売っています。

 

つまり、「詐欺」ですね、、、、。

 

で、そこで今回の「中学生レベル」の「AI」である「ChatGPT」の登場により、「ゲームチェンジャー」だとか、「イノベーション」だとか、、また意味のない文句を並べ立てて商売をしようとしています。


アカデミアも同じように「ChatGPT」の使い方や規制や、、、、トレンドに乗ろうと必死です。

 

ほんとに、「呆れて」しまいます。

 

「ChatGPT」は、単なる「記憶(データ)」を検索して回答することについては人間より優れています。囲碁や将棋の「AI」が名人に勝つのと同じです。

 

しかし、「曖昧さ」「相対性」「高度な専門性」については、何度もいうように「まだまだ中学生レベル」です。

 

自分が専門的な「知識」を持っている人なら、「ChatGPT」はわりと使えます。

 

しかし、これを「教育」と関連づけるのは「ナンセンス」ですね!

 

車の「自動運転」がいつまでたってもできないのと同じで、「ChatGPT」なんてまだまだ「教育」のアプリ、ソフト、コンテンツに組み入れても、間違った解答や導きを促すだけです。

 

とにかく、

 

「教育産業」界の「詐欺」に引っかからないでください!

 

以前、某会社で”「AI」による評価”という宣伝につられて、多額の「お布施」をした例を紹介して今回は終わります。


「営業のプレゼンテーション」を評価する「AI」というのがありました。

 

プレゼンテーションの「映像」もしくは「音声」ファイルをその会社にメールで送付すると、2週間後に「評価」が送られてくる、、、というモノでした。

 

費用は、1件につき数千円、、、、、で、某会社は全営業社員に実施して、、とてつもない多額な「お布施」をしました。

 

まぁ、2週間後に「評価」が、、という時点で怪しいですよね? それに誰も気づかないというのも愚かですが、、(AIって結果をだすのに2週間もかかるんだ???)

 

何人かの営業に「評価」の内容を見せてもらったところ、、、

 

「あなたのプレゼンテーション力は素晴らしい! 5段階の5です! あなたのプレゼンテーションのタイプは、”スティーブ・ジョブス型”です!」

 

唖然としましたが、、、それだけではすみませんでした。

 

そのサービスの売りは「映像」もしくは「音声」を”文字おこし”して、、最初から「映像」は不要なわけです。

 

独自のアルゴリズムを搭載した「AI」で評価する、、、

 

そこで、そのサービスを提供する会社の社長と会った際、

 

「文字おこししなくても、テキストでプレゼン内容を送るので値引きは可能か?」と聞いてみました。

 

その社長さんの答えは、

 

「テキストで送ってもらってもいいですが、価格はかわりません」

 

「なんで? その部分の処理が省けるのだから価格は下がるでしょ?」

 

「いや、実は”文字おこし”は、アルバイトの方たちが「音声」ファイルを聞いてテキストにしています」

 

「・・・・・」

 

さらに、、

 

「AIに学習させるサンプルは何件ぐらい必要ですか?」

 

1件で結構です」

 

「・・・・・」

結局、サンプルのテキストといくつ単語があっているか、、だけを比べるテキストマイニングのプログラムだったわけです。

 

例えば、10個以上サンプルにある単語を使っていれば「スティーブ・ジョブス」、5個なら「ひろゆき」、3個なら「成田某」みたいな、、、、

 

これのどこに「AI」、「アルゴリズム」の要素があるでしょうか?


「教育産業」界のアプリ、ソフトコンテンツは、99.999%が偽物です!

 

騙されないで下さいね、、、、