louribot’s blog

学習成果の出る企業内教育(教育全体)についての考察を語ります

どうしても e-Learning が必要なら・・・Part.8

”真正な”「事後テスト」満点合格(100点)した人は、

 

「はい、お疲れ様でした!」で修了です。

 

では、99~0点の人は?

 

「再度学習」が必要になります!

 

学校の先生や、塾の講師の影響で、「80点以上なら合格!」とか「今回は難しい内容なので6割り取れればいいです、、、」とか、、、

 

いやいや、何度も記しますが「完全習得」しないとダメなんですよ!

 

99点ということは、1点わかっていないところがあるということです。なんていうと、「クリックミスです! 内容はわかっています!」なんていう子供みたいな抗議をする学習者がいます、、、、

 

その人が、クリックミスしたのか、勘違いしたのか、わかっていないのか、、なんてことは、「知ったことじゃない!」わけです。

 

99点は99点で、100点じゃないんです。

 

詳しいことは「完全習得学習が必要なんですよ!」に記していますので、そちらを参照してください。

 

もちろん、100点だからといって、クリックミス、勘違い、わかってなくて、の場合だってあるでしょう、、、それもこちらでは「わかりません!」

 

これが、「記述式」で詳細な内容をタイプしてもらえば、判断はできるでしょうが、企業内教育では教育担当者が「めんどう」なので、まず採用されることはありません。

 

「記述式」でも「AI」なら判断できるんじゃない?

 

って、たまに言ってくる輩がいます、、、、

 

いやいや、前にも記しましたが、ChatGPTでさえ、まだまだ「中学生レベル」なんですから無理です!

 

それに、たとえ「AI」が「大学生レベル」になったとしても、日本企業の学ばない経営者が「教育」にそんな「投資」をすることはありえないでしょう、、、


さて、「再度学習」です!

 

TOTEモデルでは、Exitできないのでほんとうは100点を取らなければ永遠に抜けられません。

 

が、

 

企業内教育では、点数データの集計だけして、「再度学習」するということはまずありませんね、、、。

 

不合格が出ることは当たり前、不合格の人に再度学習させるという発想が皆無ということです。

 

つまり、TOTEのループは無くて、Exitしていまいます。

 

だから、たとえ0点でも30点でも、、、合格したような気分で、次のインストラクションに移り、、、最終的には、ほとんどの人が「適当な知識」「適当なスキル」を習得して、「わかった気になって」現場にでます。

 

こんなのことで業績が上がるはずなんてありえませんね、、、、。


一応、この「一方通行TOTE」を少しだけ改善する方法を記して今回は終了とします。

 

方略としては、LMSなので個人単位でコンテンツを割り当てることが可能なので、満点でなかった人には翌月同じコンテンツ(学習、テスト)を割り当てるということがあります。

 

その場合、できればテストの表現は変えた方がいいですが、そんな時間がなければ全く同じものでも、やらないよりは効果があります。

 

そして、2回目でも満点でなかった人は、また翌月に、、、というループをつくります。


同じテストの場合は、解答を覚えるという人も多いでしょうが、テストを学習とする「テスト効果」もあり、何も対処しないよりは断然学習効果は上がります。


という感じでどうしても e-Learning が必要なら というテーマで記してきましたが、一番重要なのは、”真正な”「学習目標」=「事前テスト」=「事後テスト」を作ることです!

真正な学習目標