”真正な”「事後テスト」に満点合格(100点)した人は、
「はい、お疲れ様でした!」で修了です。
では、99~0点の人は?
「再度学習」が必要になります!
学校の先生や、塾の講師の影響で、「80点以上なら合格!」とか「今回は難しい内容なので6割り取れればいいです、、、」とか、、、
いやいや、何度も記しますが「完全習得」しないとダメなんですよ!
99点ということは、1点わかっていないところがあるということです。なんていうと、「クリックミスです! 内容はわかっています!」なんていう子供みたいな抗議をする学習者がいます、、、、
その人が、クリックミスしたのか、勘違いしたのか、わかっていないのか、、なんてことは、「知ったことじゃない!」わけです。
99点は99点で、100点じゃないんです。
詳しいことは「完全習得学習が必要なんですよ!」に記していますので、そちらを参照してください。
もちろん、100点だからといって、クリックミス、勘違い、わかってなくて、の場合だってあるでしょう、、、それもこちらでは「わかりません!」。
これが、「記述式」で詳細な内容をタイプしてもらえば、判断はできるでしょうが、企業内教育では教育担当者が「めんどう」なので、まず採用されることはありません。
「記述式」でも「AI」なら判断できるんじゃない?
って、たまに言ってくる輩がいます、、、、
いやいや、前にも記しましたが、ChatGPTでさえ、まだまだ「中学生レベル」なんですから無理です!
それに、たとえ「AI」が「大学生レベル」になったとしても、日本企業の学ばない経営者が「教育」にそんな「投資」をすることはありえないでしょう、、、
さて、「再度学習」です!
TOTEモデルでは、Exitできないのでほんとうは100点を取らなければ永遠に抜けられません。
が、
企業内教育では、点数データの集計だけして、「再度学習」するということはまずありませんね、、、。
不合格が出ることは当たり前、不合格の人に再度学習させるという発想が皆無ということです。
つまり、TOTEのループは無くて、Exitしていまいます。
だから、たとえ0点でも30点でも、、、合格したような気分で、次のインストラクションに移り、、、最終的には、ほとんどの人が「適当な知識」や「適当なスキル」を習得して、「わかった気になって」現場にでます。
こんなのことで業績が上がるはずなんてありえませんね、、、、。
一応、この「一方通行TOTE」を少しだけ改善する方法を記して今回は終了とします。
方略としては、LMSなので個人単位でコンテンツを割り当てることが可能なので、満点でなかった人には翌月同じコンテンツ(学習、テスト)を割り当てるということがあります。
その場合、できればテストの表現は変えた方がいいですが、そんな時間がなければ全く同じものでも、やらないよりは効果があります。
そして、2回目でも満点でなかった人は、また翌月に、、、というループをつくります。
同じテストの場合は、解答を覚えるという人も多いでしょうが、テストを学習とする「テスト効果」もあり、何も対処しないよりは断然学習効果は上がります。
という感じでどうしても e-Learning が必要なら というテーマで記してきましたが、一番重要なのは、”真正な”「学習目標」=「事前テスト」=「事後テスト」を作ることです!