インストラクショナルデザイン
今回は、「会社と軍隊に見る組織構造 ~ 思考の矛盾 ~」 というテーマで少しだけ考えてみます。 会社と軍隊に見る組織構造 ~ 思考の矛盾 ~ 大昔に「24時間戦えますか?」という栄養ドリンクのCMが流れていたことがありました。 当時は、会社員のこと…
今回は、「教員 vs 学生のだまし合い ? ~ あまりにも陳腐な ~ 」 というテーマで少し考えてみます。 「教育」のリテラシーレベル 本当にバカげた、というより、この国の「教育」というモノのレベルがわかるネットニュースがあがっていたいたので、そのこ…
今回は、「スクリバンによる評価の定義」 というテーマで少し考えてみます。 スクリバンによる評価の定義 マイケル・スクリバン(Michael Scriven)といえば、「形成的評価(Formative Evaluation)」「総括的評価(Summative Evaluation)」を提唱したこと…
今回は、”「キャロルの時間モデル」は概ね正しい・・・かもしれない ” というテーマで考えてみます。 キャロルの時間モデル 日本の「教育・学習」の派閥(?)は、2つあると思っていて、1つは ” ガニェ系 ”、もう一つは ” ブルーム系 ” です。 インストラ…
今回は、”「教授デザイン」では何をデザインするのか? ” というテーマで少し考えてみます。 「教授デザイン」では何をデザインするのか? これまで、散々、「教育とは学習の支援」とか、「教授方略」とか、「モデル」とかを記してきて、「いまさら何を、、…
今回は、” 金言「相手が学んだときだけ教えたことになる」 ~ 向後先生の本 ~ ” というテーマで考えてみます。 「相手が学んだときだけ教えたことになる」 日本のインストラクショナルデザインという分野において、個人的に ” 二大巨頭(?)” だと思ってる…
今回は、”「社会的知能(Social Intelligence Quotient、SIQ)」とは? ” というテーマで考えてみます。 社会的知能(Social Intelligence Quotient、SIQ) 企業向けの「リーダー研修」や「管理職研修」などで、たまに「社会的知能(Social Intelligence Quo…
今回は、「急がば回れ! しかし、回りすぎには注意! ~ contrafreeloading ~」 というテーマで少し考えてみます。 contrafreeloading effect 企業の研修や学校の授業で、心理学などを少しだけかじった先生が、” コントラフリーローディング(contrafreeloa…
今回は、”「アウトカム基盤型教育:Outcome Based Education (OBE)」? ~ 何をいまさら・・・ ~ ” というテーマで少し考えてみます。 アウトカム基盤型教育:Outcome Based Education (OBE) (アウトカム基盤型教育:Outcome Based Education (OBE)) ・ア…
今回は、「シンク・ペア・シェア(Think-Pair-Share)の適用条件」 というテーマで考えてみます。 シンク・ペア・シェア(Think-Pair-Share) この方略を知ったのは、もう10年ほど前に ” 熊本大学のインストラクショナルデザイン公開講座 ” の ” 応用編 ” …
今回は、”「デザイン」や「設計」が軽視されるわけ ~ no design no world ~ ” というテーマで少し考えてみます。 no design no world 世の中には、モノやシステム、ヒトを「デザイン」「設計」する職種があり、そのことに従事する人が大勢います。 例えば…
今回は、”「何でも知っていること」と「話題逸脱」 ” というテーマで少し考えてみます。 「何でも知っていること」と「話題逸脱」 学校の教師や、大学の教授、その分野の専門家、、企業の教育担当者というような「教える側の人たち」の資質及び学習の話です…
今回は、”「教学インスティテューショナル・リサーチ(Institutional Research : IR)」の虚しさ ” というテーマで考えてみます。 ”IR ” というと、 ・IR(Investor Relations) 企業が株主や投資家に対し、財務状況など投資の判断に必要な情報を提供してい…
今回は、「入学(入社)前学習(Pre-Enrollment Program)というシステム」 というテーマで少しだけ考えてみます。 入学(入社)前学習(Pre-Enrollment Program) かなり前から、大学へ入学する前、会社に入社する前に「学習」させるということが行われるよ…
今回は、「学びたくない生徒も学ばせるのが ” 教育 ” ?」 ということについて少し考えてみます。 学びたくない生徒も学ばせる 「学びたくない」 ということについては、以前にも少し記していますが、基本的な考えとして、 「学校教育」では、 >学びたくな…
今回は、「ブルーナーの ” 螺旋型カリキュラム(Spiral Curriculum)” を登る ~ 普通に考える教育・学習論 ~」 というテーマで考えてみます。 螺旋型カリキュラム(Spiral Curriculum) ブルーナーは心理学者であり、「認知心理学」を拡め、現在の主流とし…
今回は、 ”「インストラクションの限界」と「インストラクショナルデザインの限界」の誤謬 ” というテーマで考えてみます。 論理的で合理的な教授システム理論(?)である「インストラクショナルデザイン(ID)」が ” 世の中に受け入れられなかった原因 ” …
今回は、”「電子黒板を使えばICT教育?」~ 野球と教育 ~ ” ということで少し考えてみます。 電子黒板 昔から行われている「授業方略」とは、 ・教師が壇上に立ち ・教師がテキストを読みながら ・ポイントとなる部分を ” 黒板 ” に書き ・学習者は ” 黒…
今回は、「多面的な教授アプローチの模索 ~ 千手観音サポーター ~」というテーマで少し考えてみます。 何年かぶりで京都を訪れ、久々に「三十三間堂」に行きました。そこで見た「千手観音」にインスパイアされた、、、ということでもないのですが、 多面的…
今回は、「漸進的問題解決活動による、自発的学習」 について少しだけ考えてみます。 「漸進的問題解決活動(Progressive Problem Solving)」 「漸進的問題解決活動(Progressive Problem Solving)」 ・新しい問題を発見し、その解決に従事しながら、更にそ…
今回は、「教育文脈の中の Availability Cascade(利用可能性カスケード)」 について考えてみます。 Availability Cascade(利用可能性カスケード) 「Availability Cascade(利用可能性カスケード)」というのは、 ・情報の誤った理解が広まり、その誤解が…
今回は、” ギターのネックを学習意思だとすると ~ トラスロッドの回し方 ~ ” というテーマで考えてみます。 ” 学習者の「学習意思」は、ギターのネックに似ています ” と言われても、ギターを持っていない人にとっては「何のこと?」となると思います。 ト…
今回は、” ガニェの学習成果の5分類の「態度(Attitudes)」” について考えてみます。 インストラクショナルデザインを学ぶ中で、最も基本となるロバート・ガニェの「学習成果の5分類」のうち、実際の評価が一番難しいと思われるのが、「態度」だと思います…
今回は、”「JAZZを演奏すること」と「学習」 ” というテーマで考えてみます。 「JAZZを演奏することの詳しい内容」ではなく、「JAZZを演奏する」という目標を立てた場合に行うことと、「学習」との関係性、類似性についての考察です。 少しでも音楽をかじっ…
今回は、「ベイトソン(Gregory Bateson)の学習理論・概念」について少しだけ考えてみます。 ベイトソン(Gregory Bateson)の学習理論 (グレゴリー・ベイトソン:Gregory Batesonの学習理論・概念) コミュニケーション、システム理論、心理療法における…
今回は、”「系統主義」と「経験主義」のシーソーゲーム ” というテーマで考えてみます。 「教育」には、「系統主義」と「経験主義」という考えがあります。 時代によって、国のトップの考えによって、この2つの考えが「シーソーゲーム」のようにどちらかが…
今回は、”「7つの習慣(The 7 Habits)」を「教育」に? ” というテーマで少し考えてみます。 一時期、どの会社にも1冊はあった超ベストセラービジネス書「7つの習慣 / スティーブン・R・コヴィー」を「教育」に取りいれるという試みが多くの学校、企業で行…
今回は、”「ルーブリック」や「ICEルーブリック」による評価 ” ということについて考えてみます。 (ルーブリック:Rubrics) 学習目標の達成度を判断するため、評価の観点(規準)と、観点の尺度を数段階に分けて文章(記述語)で示した評価の基準から構成され…
今回は、”「学習塾」の倒産 ” をテーマに少し考えてみます。 企業に倒産はつきものですから、何も不思議はないのですが、「学習塾」が倒産するというのは、結構 ” 世紀末的な響き ” があります。 ニュースでは、「少子化」と「新規参入塾との競争に敗れた」…
今回は、”「損失回避」と「教育」 ” ということについて少し考えてみます。 「損失回避」といえば、まず思い出されるのが、ダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーの「プロスペクト理論(Prospect Theory)」ですね。 (プロスペクト理論(Prospect T…