内発的動機づけ
今回は、地方の高校普通科でよく行われている「ゼロ限補習」について考えてみます。 九州の多くの高校で始められ、四国やその他の地域でももう10年以上前から行われている「ゼロ限補習」とか「0限授業」とか言われるものです。 (ゼロ限補習) 公立・私立問…
コロナをきっかけとして、企業においても「オンライン学習」の需要が再度高まり、そんな中で「リスキリング」というトレンドにも押されて、LXP(Learning Experience Platform)というシステム(?)が注目されたことがありました。 今回は、”LXP(Learning …
J.Kuhl によって示された「活動制御理論(Action Control Theory)」について考えてみます。 自己調整学習を促す1つの理論だと思います。 (活動制御理論) J.Kuhlが提唱した心理学の理論であり、人間の行動や意志決定のプロセスを説明。この理論は、人間が…
企業において「学習契約(learning contract)」ということが、たまに実施されることがあります。 大抵は、「英語教育」や、大学の博士課程で「Ph.D」、「MBA」等ですね? ”TOEICで何点以上”、”Ph.D” や ”MBA” といった資格を取ることを条件に、企業はお金を…
様々な場面で、「エキスパートインタビュー」が行われています。 ノーベル賞受賞者や、その道の第一人者を招いて「ご講演」の後に行われたり、もっと身近なものでは、業績を上げた社員をピックアップして、その話を聞くなんてことがありますね? 勿論、エキ…
少しだけ教育関連の専門書を読んだり、その手の研修(コーチングとか、いい加減な「教え方講座」とか、なんとかブートキャンプとか、、、)を受けた教育担当者が結構取り入れるのが、「自己評価」です。 人事の成果評価などでもよく「自己評価」を書かされま…
今日は、備忘録としてのこのブログの100件目という節目なので、「教育」や「思考」について影響を受けた4冊の本について紹介します。 どの本もポピュラーなものなので、既に読んだ方も多いと思いますが、もし持っていたら再度読み返してみて下さい。一度目…
大好きなセンゲの「学習する組織」の5つのディシプリンで、もっとも重要だと思うのは、やはり「自己マスタリー」だといつも思うのです。 (自己マスタリー) 個人の成長と学習に関するディシプリンであり、人生において自分が 心から求めている結果(創り出…
「フロー」とか、「ゾーン」とかいう言葉を聞いたことがあるはずです。まぁ、簡単に言えば「時間も状況も何もかもを忘れて、全集中しているような状態」のことです。 「ボールが止まって見えた」みたいな状態のことですね。 もともとは誰もが気づいていたこ…
「マインドセット」と「教育・学習・研修」についての考察です。 「マインドセット」には、「成長マインドセット」と「固定マインドセット」があって、、、なんてことが言われて、「ポジティブ」と「ネガティブ」にカテゴライズするところがあります。 マイ…
これも少し前の教育関連トレンドですが、「ゲーミフィケーション」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。 「ゲーム」というと、ようは遊びの延長で学ぼう、、みたいな感覚にとらえられるかもしれませんが、そうではなくて、「ゲーム要素」、「ゲーム…
「内発的動機づけ」を後押ししたものもたくさん出てきました。 例えば、有名な「アンダーマイニング効果」です! これは、内発的動機付けで行われていたことに、物質的・金銭的報酬などの外発的動機を与えると、やる気を失ってしまうという心理現象です。こ…
今日お話しするのは、「内発的動機づけ神話」は、とっくに崩壊しました! ということです。 何度も言いますが、教育業界は世間のトレンドをすぐに取り入れ、そして捨てていきます。 例えば、これまでのトレンドを適当に列挙すると、、、 ・ アンドラゴジー …