louribot’s blog

学習成果の出る企業内教育(教育全体)についての考察を語ります

アカデミア

「教員不足」について考える

ここ10年くらい(?)、「教員不足」だとか、「教師の成り手がない」とか、「学校はブラック」、、、というようなことが常に言われています。 そこで、今回は、「教員不足」について、少し考えてみます。 「教員不足」の原因については、2つの ” 目線 ” …

すっかり「揺り戻された」企業内教育について ~ フリッツ&センゲよ永遠に! ~

コロナが流行り始めた頃、「「教える」から「学ばせる」に変化する レバレッジ・ポイント ~ニューノーマルは ”One-Size-Fits-All” ではなく ”Adaptive”~」というタイトルで、講演したことがあります。 その時に危惧した状況が現実になっていて、とても悲し…

スモールステップでいいのか? ~ スピード、スピード、もっとゆっくり急げ ~

企業内で研修や教育のデザインを考える場合、多くの人たちがよく持ち出すフレーズ。 そう、「スモールステップ」です! 今回はこの内容について考察してみます。 スモールステップとは、 ・目標を細分化して一つずつのステップを確実に達成することで、最終…

熊大インストラクショナルデザインの終焉 ~ こんなことがあっていいのか! ~ Part.3

いまだに頭の整理がうまくできないが、衝撃から少し時間がたったので、なぜ? と、今後のために、ということを他人事目線で考えてみました。 まず、なぜ今回のようなことになったのか? 真相は当事者でもないし熊大にいるわけでもないので全くわからないです…

熊大インストラクショナルデザインの終焉 ~ こんなことがあっていいのか! ~ Part.1

定年&再雇用という低賃金労働者になって、なんとなく日常に流されつつも「教育・学習」について考えていたのだが、、、、 なんと、、知らないうちに、日本の「教育・学習」の最後の砦、、いや唯一まともな「アカデミア」であった 熊本大学教授システム学専…

夢をカタチに・・では何も達成されない ~ Perfect-Logical からCreative へ ~ Part.2

”言葉”の使い方が重要ということを前回記しました。 何故なら、”言葉”は”思考”だからです。 ”言葉”で人の”思考”がほとんど決められると言ってもいいでしょう?(哲学みたいであまり気持ちいいものではないですが、、、) 言葉 「夢」、「理想」、「ありたい…

「AI」 と 「教育」は別物です ~ 今の時点では ~

またしても、、またしても、「教育産業」界が「ビジネストレンド」の波に乗ろうとしています。 そう、「リスキリング」があまり流行らなかったので、今は「ChatGPT」です。 猫も杓子も「ChatGPT」となっている世の中。ハイエナのような「教育産業」界が見逃…

ADDIE か SAM か? なんて言ってる人が多くて・・・意味不明!

企業内教育に「教育・学習理論」や「ID」を取り入れよう! と言うと、高額な研修会での聞きかじりの知識を元に、 「ID はスピードに欠ける弱点があって、、、、」 とか、 「ADDIE は PDCA だよね?」 なんていう「意味不明」なコメントをする人が結構でてき…

4C/ID モデル(Four Component Instructional Design Model)~これ一押し!~

「4C/ID モデル」は、企業教育に向いたモデルなので、日本では殆ど使われていないですが、似たモデルに、「ストーリー中心型カリキュラム(熊大大学院)」 や「マーク・プレンスキーのスキル基盤型カリキュラム」 等があります。 では、「4C/ID モデル」 と…

教育界における、「内発的動機づけ“神話”の崩壊」について(2)

「内発的動機づけ」を後押ししたものもたくさん出てきました。 例えば、有名な「アンダーマイニング効果」です! これは、内発的動機付けで行われていたことに、物質的・金銭的報酬などの外発的動機を与えると、やる気を失ってしまうという心理現象です。こ…

PBL(Problem-based Learning)は有効なのか?

今日はPBL(Problem-based Learning)は有効なのか? ということについて考察を記します。 因みに、一般的によく言われるPBLは下記の2つがあります。ややこしいですね? (2つのPBL) (Problem-based Learning) 1960年代にアメリカやカナダの医学・薬…

アカデミアの先生にはわからないこと(研究と実践の乖離)3

アカデミアの先生にはわからないこと(研究と実践の乖離)の最後に、共同研究に感じた内容を記します。共同研究の内容についてはまたの機会に、、、 数年前、仲のいいアカデミアの先生と「共同研究」を行いました。「共同研究」とはいっても、ほとんどはこち…

アカデミアの先生にはわからないこと(研究と実践の乖離)2

アカデミアの先生にはわからないこと(研究と実践の乖離)の Part.2です。 アカデミアでの研究や理論、モデルなどは、深く詳細に考えられ、非常に素晴らしいと思ってます。 だから、わからない事案の時、判断を迷った時などには、理論に立ち戻ったり、先生…

アカデミアの先生にはわからないこと(研究と実践の乖離)1

教育や学習の理論を学ぶには、様々な方法があります。 企業人においては下記の5つくらいの方法があるかと思います。 1.書籍で学ぶ 2.ネットで情報収集し学ぶ(e-Learning含む) 3.大学に入る 4.公開講座で学ぶ 5.共同研究で学ぶ 私の場合は、3の…