定年&再雇用という低賃金労働者になって、なんとなく日常に流されつつも「教育・学習」について考えていたのだが、、、、
なんと、、知らないうちに、日本の「教育・学習」の最後の砦、、いや唯一まともな「アカデミア」であった
熊本大学教授システム学専攻及びセンター(RCiS)が“崩壊”していた。
これは日本の「教育・学習」にとって、アカデミアだけでなく企業にとっても、本当に大きな出来事であり、
「取り返しのつかない損失」です。
ただ、“崩壊”の前兆はだいぶ前から耳にはいってはいました。
学長がかわり(前学長がセンターを作った)、これまで通りの活動は難しいかもしれないということ、
それとトップの鈴木先生が定年をむかえ(63?)、専攻長&センター長を退かれたこと(でも教授のままだったし、本人も長がとれただけとコメントしていた)、
北村先生が辞めて民間に行かれたこと、
お国の方針が人文系学部経費の削減に加速をかけたこと、
TSMCの工場が熊本にできたこと、、、
等で、非常に厳しい環境になる、、といった感じで。
しかしながら、このような“悲惨な状況”になることは全く予想できなかった、、、、。
鈴木先生は当分の間、というか半永久的に熊大に残られるものだと、、、そして、平岡先生が教授になり、都竹先生と両輪で、熊大の、いや日本の「インストラクショナルデザイン」を引っ張っていってくれると思っていました。
ところが、鈴木先生が武蔵野大に、、という情報が入り、HPを見たら、現実は新学長、政府の思い通り(?)に進み、、、
「インストラクショナルデザイン部門」が“崩壊”していました!
鈴木先生は武蔵野大学、都竹先生は阪大、そして平岡先生は放送大学へと、、、
日本のアカデミアで「インストラクショナルデザイン」を掲げるところは熊大以外にも、早稲田、千葉工大、信州大、、、とかいくつかあるが、
正直なところ「教育・学習」に完全特化していたのは熊大だけであり、
レベルの高さも当然トップであり、
「インストラクショナルデザイン」=「熊大」
と誰もが認識していたはずでした。
大森 不二雄先生の「IT時代の教育プロ養成戦略―日本初のeラーニング専門家養成ネット大学院の挑戦」
「ストーリー中心型カリキュラムの理論と実践―オンライン大学院の挑戦とその舞台裏」根本 淳子 (編集), 鈴木 克明 (編集)
という本にもなってるし、、、
そんな熊大が、日本の「教育・学習」が、、“完全崩壊”してしまった。
あまりのショックで、しばらくの間、完全なるフヌケになってしまった(嘘だけど)。
まぁ、今回の騒動(?)はそれくらい大きな出来事だったということです。
次回に続く、、、