louribot’s blog

学習成果の出る企業内教育(教育全体)についての考察を語ります

AI , DX 時代への学習データ準備(明日のために靴を磨こう)

AI , DX 時代への学習データ準備(明日のために靴を磨こう)

 

時代とともに、技術は進歩し、思考や理論も新しくなります。
教育においては、

「工業時代」:「教える」
「情報時代」:「学ぶ」

 

ということが言われ、学習者中心、学習者主体の教育がいいのだとアカデミアの先生たちは訴えます。

インストラクショナルデザイン理論とモデル

それは、絶対的に正しい! 

時代を、

「昭和」:「工業時代」

「平成」:「情報時代」

とすると、

「令和」:「AI・DX時代」

ではないでしょうか?

 

が、教育の現状はどうでしょう? 

教育はいまだに「昭和」「工業時代」「教える」でとどまっています。

個人的には、下の図のようになってほしいと願っていました。

時代のながれとともに

今は、「令和」ですから、自己主導型の学習(self-directed learning; SDLになっていておかしくないのです。

上の図で「平成」:「学ばせる」と書いたのには意味があります。

これは「企業内教育」にとっての基本だからです。

学校はお金を払って学びます! しかし、企業ではお金を貰って学びます!

 

ここが学校教育と企業内教育の決定的な違いです。

つまり、企業で教育を受け、学ぶということは「仕事なんです」

(これは、以前、熊大の平岡先生とお話していた時に、教えることばかりにこだわる教育担当の考えを変えられないということに関して、先生から言われて「目からうろこ」だった言葉です)

 

話はもどって、いまだ「工業時代」に留まっている教育に対してどういうことが必要でどういうことをしないといけないのか?

最終的な結論は、前にも書きましたが、「成果」を出して、企業経営層に教育というものを認知させ、「経費」→「投資」に変革させることです。

 

第一歩として、まず「教育」は「情報時代」にはいらないといけません。

「情報時代」の教育というのは、

・学習者中心、教育は学習の支援
 「From sage on the stage to the guide on side」

  (壇上の賢者から寄り添う案内人へ)

・現状と理想のギャップを埋める(入口から出口まで):(教育デザインの作成)

・レベル別での学習、達成度基準(絶対評価

・記憶→応用(知識は最下位、コンピテンシーの習得)

・完全習得学習(真正な学習データの蓄積)

 

ということです。

そして、遠い先の「AI , DX 時代」には、

・教育者は、学習のデザインをし、パラメタ(重みづけ等)の設定をする。

・教育者は、学習の元データ(入力データ)を作る。

・学習者は、提示された自分に必要な学習を自己主導で行う。

・記憶→応用→認知的方略(学び方も自分で考える)

・学習評価、履歴、次のステップ等は自動的に解析される。

 

ということを目指します。

 

でも、今の状況で考えれば、遥か遠い未来、、、ということになりそうです。

 

まずは、「情報時代」の教育を1つずつ取り組んでいくことが必要だと思っています。それと同時に、その次の時代に備えて、「使えるデータ」「真正なデータ」を蓄積していく必要があるということです。

まさに、「明日のために靴を磨こう」ということです!

明日のために靴を磨こう!

ということです。

これまで蓄積しているいい加減なテストデータ、スキルデータ、人事データなんてのはほとんど使えないといっていいでしょう?

(だって、なんの論理的、科学的根拠もないデータなんですから、、、)

 

というお話でした。ではまた!