”言葉”の使い方が重要ということを前回記しました。
何故なら、”言葉”は”思考”だからです。
”言葉”で人の”思考”がほとんど決められると言ってもいいでしょう?
(哲学みたいであまり気持ちいいものではないですが、、、)
「夢」、「理想」、「ありたい姿」なんて”言葉”は、間違いなく人の”思考”を止めたり、ありもしない”桃源郷”を求めることにつながります。
企業においても、教育・学習においても、”現実”をイメージさせる”言葉”が必要だと思っています。
例えば、多くの日本企業の経営者が口にする”言葉”は、大概が大成功したアメリカの起業家(ジョブスやマスク、ゲイツ、ペイジ、ブリン、、、、)が過去に言った”言葉”を、コンテキストなど全く無視してコピー、、、あるいは適当に和訳してしまっているのがほとんどですね?
創業者がいなくなった後の、日本企業を継いだ雇われ社長は、特にその傾向が強いように思います。
と、そんなことは本題ではなくて、”言葉”の使い方を学ぶことがおそらく”Logical”に近づく道ではないかと考えています。
多くの企業人が一大ブームとなった「ロジカル・シンキング」を研修や書籍で、学習したつもりになっていることと思います。しかし、何十万もする研修を受講した彼らが、全く”ロジカル”に”思考”できないのはなぜでしょう?
「Perfect-Logical からCreative へ」、とタイトルしたのは、ロジカルに思考できることがまずは前提であり、そのあとに何かのハプニングや閃き、、、つまりクリエイティブがあります。
教育理論でいう、前提知識の無い人は、インストラクションを受ける「意味」が無いのです。
「意味」の無い教育
「意味」の無い学習
「意味」の無いスローガン
「意味」の無いアピール
、、、、を、日本企業はずっと続けています。
ほんとに、、、「意味」が無い、、、、。
ということで、日本でインストラクショナルデザインが定着しない理由の第一に、使っている”言葉”が”直訳すぎる!”ということです。
これは間違いなくアカデミアの失敗です。
「言語情報」、「知的技能」、「認知的方略」、「形成的評価」、「情意領域」、「スキーマ」、「方略」、「適応学習」、「分散学習」、「メタ認知」、「自己調整学習」、、、、、
どうです?
こういう”言葉”って、頭の弱い経営者たちが使う「夢」や「理想」と同じで、”現実”が全くそこに無いんです!
アカデミアにしてみたら、どうにか苦労して訳したのでしょうが、、、、あまりにも残念な結果です。
「言語情報」、、、、「記憶」でいいじゃない?
「知的技能」、、、、、「応用」でいいじゃない?
と思います。
「夢」、、、、、「売上が業界トップ」でいいじゃない?
「理想」、、、、、「社員の給料を倍にする」でいいじゃない?
ということです。
とはいえ、もうすでに固定されてる感があるので、今からどうこうできるわけもない話なので、、、、
「アカデミアにはできない現実に則した発信」をこれからも続けていこうと、、、、
まぁ、備忘録ですけどね、、、