louribot’s blog

学習成果の出る企業内教育(教育全体)についての考察を語ります

日本企業の事例主義に乗っかる ~ 遠いAmerica ~

さて、企業内教育を変えるために「Top Down」も「Bottom Up」も大して効果がないとすると、企業の中でIDや教育学習理論、心理学なんかを学んでどうにか会社を変えたいと考えている人はどうすればいいのでしょう?

 

正しい答えは、その企業によって全く違うかもしれませんね、そう同じインストラクションなど1つも無いように、、、

 

とにかく、

 

1)教育、学習理論を学ぶ(アカデミア、本等)

   (1回何万円もする講習や研修は、まず嘘ばかりなのでやめましょう!

   (熊大の公開講座なら大丈夫)

 

2)教育を適用してみる

 

3)教育成果を出す

 

4)アカデミアを巻き込む(協力してもらう)

 

5)教育成果をアピールする

 

2)~5)をできるだけ数多く行う。

 

これは、基本中の基本です。

 

しかし、前にも記したように経営者のトレンド思考は変わりませんから、やがて興味を失ってしまいます。

 

では、どうすればいいか?

 

「事例主義」に乗っかかる!

 

ということです。

 

今の日本企業においては、昔のSONY,HONDAのような「パイオニア精神」は疎んじられ、偉大な(?)アメリカ企業の「モノマネ」だけがヨシとされています。

 

イオニア精神は何処へ?

 

GAFAがこんなことをやっている、、と聞けば、日本企業はそれを真似ます。

 

同業他社があるツールを使っている、、、と聞けば、日本企業はそれを導入します。

 

事例

この情けない「事例主義」がすべて悪いわけではありません。リスクマネジメントや経費的に優れている場合も多いでしょう?

 

個人的には、「事例主義」は大嫌いですが、目的のためにはしかたありません。

 

つまりこうです。

 

6)アメリカやヨーロッパの大企業でID等の教育理論を取り入れて教育や人材育成をやっている企業を探す(なるべく同業種で、大企業がいいです! 1社だけではなく複数の事例がみつかればなおよい)

 

7)見つかったら、その企業の教育内容、理念、方略、成果を可能な限り調査する

 

8)「成果」を中心に詳細にまとめる(自社の批判ではなく、事例の優位性を!)

 

9)社内のあらゆるコネクションを使ってアピールする機会を作る

 

 

なかなか、厳しい道ではありますが、現時点ではコレしかない、、、と私は考えています。