louribot’s blog

学習成果の出る企業内教育(教育全体)についての考察を語ります

KKD

「教育の合理性」について ~ インストラクショナルデザインを学ぼう! ~

「合理性」 ・ 道理にかなった性質。論理の法則にかなった性質。・ むだなく能率的に行われるような物事の性質。 要は、「理にかなっているか?」 ということで、ロジカルシンキングやクリティカルシンキングなどの文脈では頻繁に使われますね? 何をやるに…

「一番難しい問題から取り組む」は正論か? からの「診断テスト」考察

テストを解く際の、テクニックに、 ” 一番難しい問題から取り組む ” というのがあります。 例えば、数学のテストなどで、 1.最も配点の大きい、難しそうな問題から最初に手を付ける 2.数分間解いてみる 3.解けそうならその問題を解く 4.行き詰ったり…

「人間中心主義」という考え方と「教えない教育」

「人間中心主義」と「教育」の関連から少し考えてみます。 「人間中心主義」というと、「人間性心理学」のカール・ロジャースのことが浮かびますね? カウンセリングで有名なカール・ロジャースの「療法」の概念としては、 (無条件の肯定的関心) カウンセ…

「教える側」の偽陽性(false positive)について ~ 今日より明日がいい日に ~

「偽陽性(false positive)」は、コロナ禍の検査において有名になった言葉なので知ってる人も多いでしょう? 偽陽性 感染の検査では「感染していないのに検査が陽性になる偽りの陽性」みたいなことですが、ある一部の社会的な言葉の定義としては、 「パターン…

Reborn insight(「教育」&「思考」) ~ 必読の4冊紹介 ~

今日は、備忘録としてのこのブログの100件目という節目なので、「教育」や「思考」について影響を受けた4冊の本について紹介します。 どの本もポピュラーなものなので、既に読んだ方も多いと思いますが、もし持っていたら再度読み返してみて下さい。一度目…

「2:6:2の法則」というより「1:9の法則」じゃない? ~ old-fashioned swing ~

もう何十年も前から、企業においては、 ・優秀者:20% ・普通の人:60% ・ダメな人:20% なんていう「2:6:2の法則」が珍重(?)されてきました。 そして、上位の優秀者の「コンピテンシー」を、、、調査、分析などというほとんど無意味なことに多くのお…

なんとなくスキーマ(Schema)・・・ ~ -100か? 100か なんてね? ~

企業内教育において、「スキーマ」って大事ですよね? でも、なんとなく”胡散臭さ”もありますよね? 心理学は最早、「哲学」ではなく、「科学」として認知されていると思うのですが、一般の社会では「迷信」や「都市伝説」と同レベルの扱いがされているよう…

夢をカタチに・・では何も達成されない ~ Perfect-Logical からCreative へ ~ Part.1

インストラクショナル・デザインは、極めて「ロジカル」な考えです。 それがわからない人たちは、 「“理想”ばかり論じて、時間がかかるし、面倒な手順ばかり作って“直感”も“経験”も取り入れられない!」 「創造性がないじゃないか!」 などとネガティヴな反…

フィードバックの作法 ~ 先生様にはわからない? ~

フィードバックの作法について記します。 フィードバックとは、「相手の行動に対して改善点や評価を伝え、軌道修正を促すこと」というような定義がありますが、正しい事案については、特に「軌道修正」を促す必要なんてありません。「正解です!」でも、「合…

マインドセットについて ~ 人は変わらない ~

「マインドセット」と「教育・学習・研修」についての考察です。 「マインドセット」には、「成長マインドセット」と「固定マインドセット」があって、、、なんてことが言われて、「ポジティブ」と「ネガティブ」にカテゴライズするところがあります。 マイ…

アカデミアの先生にはわからないこと(研究と実践の乖離)1

教育や学習の理論を学ぶには、様々な方法があります。 企業人においては下記の5つくらいの方法があるかと思います。 1.書籍で学ぶ 2.ネットで情報収集し学ぶ(e-Learning含む) 3.大学に入る 4.公開講座で学ぶ 5.共同研究で学ぶ 私の場合は、3の…

「Learning Analytics」 という幻想・・・

何年か前に、「Learning Analytics」 ということが流行りました。 一部のLMS業者は専用のソフトウェアを売り出したりしましたね。 ちょうど、ロジカルシンキングなんていうのが企業の中でどうにか取り入れだされた頃だったと記憶しています。 それと同時期に…