louribot’s blog

学習成果の出る企業内教育(教育全体)についての考察を語ります

教授システム学

「逆転の発想」~ IDを目的にする ~ ということ

今回は、” ID(インストラクショナルデザイン)を普及させる ~逆転の発想~ ” ということについて考えてみます。 通常、というより ”正論” として、 ID(インストラクショナルデザイン)は、”手段” であって、”目的” ではない! と言われます。 まぁ、至極…

「Coursera」の努力?

ニュースで、 「Coursera、4,400の講座を日本語に翻訳し、日本の学習者に向けた新しいAI機能を導入」 というのが流れてきました。 今回は、「MOOCsの根本的な弱点」について再考してみます。 何度も記していますが、 「オンライン教育 ”最大の” 失敗事例」 …

「学習環境デザイン」について思うこと

「学習」する「環境」を整えることが非常に大事であるということがよく言われます。 「学習環境デザイン」とは、 学習者を「能動的に学ぶ存在」として捉えながら、学習環境を「活動」「空間」「共同体」「人工物」という4つの要素に分解し、それぞれを結びつ…

インストラクショナルデザイン(”あたりまえ”のことを、”あたりまえ”にやる理論)再再考

「インストラクショナルデザイン」に出会って、もう10年近くになります。 ブログ ”200投稿記念(?)” として、あらためて「インストラクショナルデザイン」について考えてみたいと思います。 備忘録ですから、そんなにペースを上げなくてもいいのです…

「前提知識」を確認しないインストラクションばかりの企業内教育

多くのインストラクションが失敗する大きな原因の一つが、学習者の「前提知識」の欠如や誤解によるものです。 今回は、「前提知識」を確認しないインストラクションばかりの企業内教育、について考えてみます。 通常のインストラクションでは、 1.診断テス…

「90・90」インストラクション成功の最低基準

今回は、インストラクションが成功したか、それとも失敗かを測る基準について考えてみます。 「90・90(ナインティ・ナインティ)」というのがあります。 これは、5、6年程前に熊大の教授システム学研究センター(Research Center for Instructional S…

「SAMモデル(Successive Approximation Model)」を日本企業で? ~ 絶対にムリです! ~

インストラクショナルデザインを学んだ人なら、「ADDIE」と「SAM」のプロセスモデルがあることは誰でも知っていますね? また、特にインストラクショナルデザインを学ばなくても、教育関連の研修やセミナーを受講された人なら、「ADDIE」くらいは聞いたこと…