louribot’s blog

学習成果の出る企業内教育(教育全体)についての考察を語ります

学習目標

「リベラルアーツ」と「専門性」について

今回は、”「リベラルアーツ」と「専門性」”ということについて少しだけ考えてみます。 時代によって、 「専門性が大事」 であったり、 「リベラルアーツ重視」 とか、 「専門性とリベラルアーツが必要」 となったりします。 この国でも、 高度成長期は「専門…

「スパルタ教育」が復活している、、、らしい

遠い昔、「受験戦争」だとか「スパルタ教育」なんていうコトバが毎日のようにメディアで扱われていた時代がありました。 そうです、「昭和」ですね? もう何十年も前に ”死語” となったはずの「スパルタ教育」が復活(復権)しているとのニュースを目にしま…

「GROWモデル」の対象者について

今回は、スターバックスなどが社内教育制度に取り入れて有名になった「GROWモデル」について少し考えてみます。 GROWモデルは、1980年代にビジネスコーチとして知られるジョン・ウィットモアによって考案。競技スポーツの経験から、ビジネスコーチングの手法…

「成功の方程式」とか、「失敗の方程式」とかいう類のモノ

世の中では、数多くの「成功の方程式」という類のモノが蔓延しています。 メジャーなところでは、京セラの稲盛和夫の、 「人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力」 とか、 アインシュタインの、 「A(成功)= X(仕事)+ Y(遊び)+ Z(沈黙)」 なん…

「適切」が、適切ではない場合 ~ 「SMART」が、SMARTではない場合 ~

e-Learning で実施するインストラクションの「学習目標」について、何年か前に下記のようなチェックリストを作りました。 1.「学習目標」と「教育の目的」を区別して、「学習目標」だけが明記されている。 2.「学習者」が主語で、この教育を受けて「何が…

「マルザーノのタキソノミー」について ~ New Taxonomy of Educational Objectives ~

今日は、「ロバート・マルザーノのタキソノミー」について少し考えてみます。 ロバート・マルザーノは「New Taxonomy of Educational Objectives」という書籍で、教育的な目標を理解し、分析し、組織するための新しいフレームワークを提案しています(日本語…

情報化時代に「SQ3R法」は有効なのか? ~ The Essence of Learning ~

自己学習のメソッドは多くありますが、今日は超古い「SQ3R法」について、現代でも有効なのかということについて少しだけ考えてみます。 (SQ3R法) ・学習や情報の理解を助けるための読書方法。 ・1940年代にアメリカの教育心理学者フランシス・プレソット・…

「なぜ学ばないのか?」 企業内教育の根本的課題(「学びたいこと」と「学ばせたいこと」のギャップ)

今日は、タイトルどおり企業内教育の根本的課題である 「なぜ学ばないのか?」 というテーマで記します。 これまで何度も、企業での学習は「仕事」である! と書いてきました。 そうです、これは学校教育と違って「義務」なんです。 本来は、「学ばなければ…

知能(intelligence)について ~ It doesn't matter. ~

AI(Artificial Intelligence)という言葉が一般的になり、ChatGPT等のブームの影響もあって、今では誰もが「人工知能」という曖昧な概念をなんとなく認知するようになりました。 そこで、今回は「知能」という、至極いい加減な言葉について少し考えてみまし…

わかった気になる「メーガーの3つの質問」 ~ Simple is difficult ~

今回は、「基本中の基本」、「原点に帰ろう」シリーズ(?)です。 教育において、最も基本的な指標(?)として、ロバート・メーガーが残した「メーガーの3つの質問」は、多くの人が知っていると思います。 (メーガーの3つの質問) ① Where am I going? …