louribot’s blog

学習成果の出る企業内教育(教育全体)についての考察を語ります

「#教師のバトン プロジェクト」という ” 愚策 ” と、” 明らかになったモノ ”

今回は、”「#教師のバトン プロジェクト」という愚策と、明らかになったモノ ” について少し考えてみます。


(#教師のバトン)


文部科学省文科省)によって2021年に開始されたTwitter(現 X)などの、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を活用したプロジェクト、もしくはプロジェクトで用いられたハッシュタグ

 

・教員自らが仕事の魅力を発信し、なり手不足の解消を目的としたプロジェクト。 

 

・「多様な学校で行われている工夫」や「ちょっと役立つイイ話」を現職の教員から、教員を目指す学生や社会人にバトンのようにつなぐというもの。

 

・「令和の日本型学校教育」を実現していくため、時代の変化に応じた質の高い教師を確保するためには、より一層の働き方改革の推進や処遇の在り方の検討を進めることに加え、教職を目指す学生や社会人の方に、現職の教師が前向きに取り組んでいる姿を知ってもらうことが重要。そのため、教師の人材確保・質向上プラン」を踏まえ、プロジェクトが開始。


ということです。


ところが、というより必然的に ” 大炎上 ” してしまった ” 超絶愚策 ” なわけです。

 

文科省というより、この国の政府自体が、いかに現状、環境、情勢、そしてSNSの構造を理解していなかったか、、、ということが明らかになった事例です。


「多様な学校で行われている工夫」や「ちょっと役立つイイ話」を現職の教員から、、、などが語られるわけもなく、

教師のバトン

(#教師のバトン)で今も大多数を占めるのは、


・部活動の顧問問題

・残業手当がない

・管理職の無能さ&丸投げ

・保護者の苦情

・どうしようもない生徒

・休みが取れない


そんなところでしょうか、、、、、


こういうことをやることは、


「無記名でアンケートを取ること」


同じで、炎上は、


「あたりまえ!」


ですよね?

 

そんなことさえ事前にわからない文科省、、、どうにかしていますね?


ありとあらゆる鬱憤や憎悪、嫉妬、、、、醜いコトバが(#教師のバトン)をつけて拡散されています。


まぁ、こういったことは ” 会社員が会社に対する思い ” とほぼ同じなので、どうでもいいことなのですが、


問題なのは、彼ら彼女らが「教師」であるということです。


つまり、「教育」を実施する「先生様」なわけです。


(#教師のバトン)「教育」関連の話題だと、


・授業準備する時間が無い

・教員が足りない

・教えることが好きで教員になったのに・・・

・教えても理解できない生徒がたくさんいる

・塾で教えてもらえ


こういった内容も多く、


「教師の殆どが”教育”を学んでいない」


ということが明らかになってしまいました。


学校教育の場合、習得させるカリキュラムが決まっているのですから、それをできるような「教育デザイン」を作成して、その通りに実施すれば、このようなことを呟く必要もないわけです。


前にも記しましたが、小学校低学年を除いて「ご講演座学」で教える必要なんて全くありません


「学習の支援」=「教育」


ということさえ知らない先生様がほとんどです。


「教えたい」から「教師」になった人ばかりで、

「教えることが仕事」

「教えることが生徒、学習者のため」


だと思ってしまっています。


本当に、何度でも言いたいのですが、、、


「学習」するのは「学習者」です。


そして、


「学校」は「学習者」のためにあり、「先生様」のためにあるのではない!


ということです。


(#教師のバトン)のポストが流れてくるたびに、いかにこの国の「教育」「学習」に対する考えが「戦前」「昭和」から変わっていないことを思い知らされます。


それと、(#教師のバトン)で呟くのはもうやめた方がいいと思います。

いかに自分が無能で、何も学んでいないのかを拡散しているのですから。