louribot’s blog

学習成果の出る企業内教育(教育全体)についての考察を語ります

いまだに「ほうれんそう」「ソラ・アメ・カサ」などと教える、”日本の人材育成”

入社するやいなや、「研修」というほとんど無意味なものが待ち受けていますね?

 

「人材育成」の名のもとに、人事部や、教育担当の部署なんかがやってきて、聞くのが苦痛な、わけのわからない「研修」をやります。


正直なところ、ほとんどが無意味なので、「研修」自体をやめればいいのですが、それをやることが仕事である部署と人がいるので、なかなかやめられないことと、

 

日本企業の最悪な慣習(?)である

「他社もやっているから、、、」

 

という「事例第一主義」があるため、どうにもならない状況です。

ほうれんそう ソラ・アメ・カサ

今回は、その「研修」の中で、ほとんどマストになっているバカげた

「ほうれんそう」

についてのお話です。


「研修」を行う人が、外部の高額研修」で教えられた「ほうれんそう」を、パワーポイントなどを使って、

「わが社の社員にとって、いや、社会人の基本として最も大事なことです!」

なんて言いだします。


(ほう・れん・そう(報・連・相))


・「報告」「連絡」「相談」の1文字目をとったビジネス用語。

・30年以上前に誕生し、企業に属する社員が場面や用途に合わせて相手に伝える方法として広まった。

・情報を共有し、スムーズに業務を進めるために重要で、特に日本の企業文化では強調される。

「報告」

業務や進行中のプロジェクトの状況を上司や関係者に伝える

「連絡」

行動や判断によって他の人に影響を及ぼす可能性がある場合にその情報を伝える。

「相談」

解決できない問題や決定について助けを求めること。

 

あらためて文字にしてみても、

「どこまで幼稚?」

「バカなの?」

「小学校で習った、、、けど」

というコトバくらいしか出てきませんね?


こういったことを、いかにも「自分は知ってるが、キミたちは知らなかっただろう?」みたいに10分も20分も話すわけです、、、。


また、最近では、更に無能なことに、「ソラ・アメ・カサ」などと追加します。

 

「ソラ・アメ・カサ」とは、マッキンゼーの日本支社がつくった情報伝達方法のひとつで、

ソラ「空を見ると曇ってきた(事実)」
アメ「雨が降りそうだ(解釈)」
カサ「傘を持っていこう(判断)」

(事実)をベースにして(解釈)し、今後の方針を(判断)する。

みたいな感じで、

「実際に起きている問題を整理したうえで、今後どうすべきかの判断を相手に伝える」

というフレームワークで、、、、、。

と、、、、

 

マッキンゼーの日本支社、、、、、???
マッキンゼーに限らず、海外コンサルの日本支社って、、どうしてこうも〇〇なんでしょう? クライアントのレベルに合わせているという説も無いことはないですが、、)

 

もう笑うくらいしかありませんね、、、


「研修」を行う人たちは、

 

「あの子たちはまだ社会人に成りたてなので教えないと、、、」

「毎年、(ほうれんそう)ができないと上司から文句を言われる」

「教えて損はないでしょ?」

 

と言います。


結局、何が言いたいかというと、


これは「教育・学習」のコンテキストの中での、

「教える人」=偉い、賢い、経験がある

「学習者」=無知、従うのが当然、教えてもらう

ということと同じです。

 

誰か勇気のある人が、

「そんなことわかってるから、やめてもらえません?」

「時間のムダです!」

といってくれないですかね?

多分、クビになると思いますが、、、、