教育、学習において、もっとも重要なことは「学習目標」だと思います!
しかし、この「目標」というのを理解することが、学校教育を教育と認識しているひとには非常に難しいのです。
まず第一に、「目標」と「目的」を混同している人が9割といってもいいでしょう。
簡単に言うと、学習においての「目標」というのは、その1つもしくは複数のインストラクションを受けて得られる知識やスキルのことです。そして、「目的」というのは、なぜそのインストラクションを受けるか、最終的に何が求めるものなのか? という最終的なゴール、とその動機です。
野球をやるということを例にとると、
「学習目標」:ボールを投げる、受ける、打つ は、1つずつが目標です。
「目的」:甲子園で優勝する。
のような感じです(わかりにくいかもしれませんが、、、)
そして、教育は最終的な「目的」を考えて、そこに到達するには1つ1つの「目標」を達成させていくということです。
そういうことを考えた人が、アメリカには多くいました(ブルーム、ガニェ、ケラーなど)。そして、そういった理論の1つが「インストラクショナルデザイン(ID)」です。
IDは、日本では熊本大学教授システム学専攻の鈴木先生が有名で、翻訳やご自身の本でこのあたりのことについてはたくさん書かれているので、詳しくはそちらを参考にしてください。
そして、その鈴木先生の師匠(?)がロバート・ガニェです。
次回は、そのガニェの理論について少し、、、