louribot’s blog

学習成果の出る企業内教育(教育全体)についての考察を語ります

真正な「学習目標」を立てられない人々

インストラクションにおいて、真正な「学習目標」が一番重要と記しました。

 

「えっ? 学習目標なんて簡単じゃない!」

 

って、言う人は100%の割合で、「真正な学習目標」が立てられません。

 

大雑把に言うと、

 

「学習目標」 = 「事後テスト」

「事後テストの正答率」  ー  「事前テストの正答率(不合格者)」 = 「教育効果」

「全問正解者率」 = 「完全習得率」

 

となります。

これで少しは「学習目標」の重要性がわかったでしょうか?

 

ちなみに、教育学習のフローは下記のようになります。

1.「教育内容」が決まる

2.「教育成果の評価レベル」を決める

3.「学習目標」を作成する

4.「評価方法(事後テスト)」を作成する

5.「方略」をデザインする

6.「教育」を実施する

7.「学習成果&教育」を評価する

 

それでは、「学習目標」は、、、本当は、真正な学習目標を作成するには、
学習成果の分類を行う必要があります。

 

「学習成果の分類」・・・・そう、ガニェのところで出てきたやつです。

学習成果の分類(熊大)

これを見せると、ほとんどの人がネガティブになります。

まぁ、それだけ教育や学習に興味がないということです。

 

そこで、企業内教育で「ある程度」真正な学習目標を立てられるために、5つの条件シートをつくりました。

 

1.「学習目標」と「教育の目的」を区別して、「学習目標」だけが明記されている。
2.「学習者」が主語で、この教育を受けて「何ができるようになるのか?」が明記されている。
3.測定可能な 合格基準、及び 評価条件 等が明記されている。
4.「観察・評価できる具体的な動詞」 +「~できる」のように表現されている。
5.1つの文章に 1つの学習目標 で構成されている(箇条書き)。

 

とりあえずは、この5つをクリアすれば間違いなくインストラクションは上達します。

 

教育とは

上記の絵で、「学習目標」が中心にあること。それが真実です。