企業内教育
さて、気分を取り直して軌道修正していきます。 どうしてもe-Learning で、LMSを導入しなければならない場合についての注意点やアドバイス等について記します。 まずは、「導入編」です。 (LMSの選定) 現在、世に出てるLMS(Learning Management System)は…
熊本大学教授システム学専攻、及びセンター(RCiS)と、日本の「教育・学習」の“崩壊”については、いくらでも書きたいことはあるのだが、、、、とりあえず自粛しておこう。 と、思ったが、やっぱりダメだ! ほんとどうにもならないのか? もうみんな去っちゃ…
定年&再雇用という低賃金労働者になって、なんとなく日常に流されつつも「教育・学習」について考えていたのだが、、、、 なんと、、知らないうちに、日本の「教育・学習」の最後の砦、、いや唯一まともな「アカデミア」であった 熊本大学教授システム学専…
”言葉”の使い方が重要ということを前回記しました。 何故なら、”言葉”は”思考”だからです。 ”言葉”で人の”思考”がほとんど決められると言ってもいいでしょう?(哲学みたいであまり気持ちいいものではないですが、、、) 言葉 「夢」、「理想」、「ありたい…
最近は少子化のために、「塾」の形態が変わってきているということを以前記しました。 これまでの「集団座学」から「個別指導」に完全にシフトした感があります。 まぁ、当然その方が成果がでるでしょう? とは言いながら、実際の「塾」の「個別指導」という…
Just in Time(JIT)といえば、まず思いつくのは「トヨタ」ですよね? この「トヨタ」の、在庫を少なくして「必要なものを、必要なときに、必要なだけ」供給するための生産計画は、効果、効率ともにすさまじい成果を出し、「トヨタ」を「世界のトヨタ」に押…
企業内教育に「教育・学習理論」や「ID」を取り入れよう! と言うと、高額な研修会での聞きかじりの知識を元に、 「ID はスピードに欠ける弱点があって、、、、」 とか、 「ADDIE は PDCA だよね?」 なんていう「意味不明」なコメントをする人が結構でてき…
”真正な”「事後テスト」に満点合格(100点)した人は、 「はい、お疲れ様でした!」で修了です。 では、99~0点の人は? 「再度学習」が必要になります! 学校の先生や、塾の講師の影響で、「80点以上なら合格!」とか「今回は難しい内容なので6割…
「動画の再生スピード」について「1.3倍が最も学習効果がある!」なんていうのは言語道断、、全く教育も学習も何もわかっていない人の発言なので、気にすることはありません。無視しましょう! 前にも記しましたが、ここで重要なことは「動画」であれ「静…
LMSを含めた、効果的、効率的な e-Learning についての考察ですが、前回も記したように最初から「ツールを固定」することは全く馬鹿げた行為です。 LMSでも、メールでも、チャットでも、紙媒体の郵送(これだと e-Learningと呼べないんでしょうが、、、)で…
そうです、e-Learning をやるとなると、LMSって考えますよね? でも、これこそが今の日本の教育を象徴している思考の一例です。 そして、この思考(?)には仕掛け人が当然います。「LMS業者」です。 「LMS業者」が日本にどれだけあるでしょう? もちろん大…
(真正な)学習目標が決まり、方略を検討して、 「どうしても e-Learning が必要なら・・・」 導入するしかないですね? まぁ、ある程度の規模の企業ならLMSの2つや3つはすでに入っているでしょう? LMSなんてどれでもいいですから、あるものを使いましょ…
正直に(?)言います。今、あなたの会社で人事や教育担当部署が「リスキリング」と言い出してたら、、、、あなたの会社の「教育」は終わっています! これもさんざん言っているように、数年後(もしかしたら来年)には消えてなくなっている「ビジネス・トレ…
UXとは、User eXperience、UIとは、User Interfaceのことです。 e-Learning における、 「映像&音声」vs「テキスト」問題(?) って、どこでもありますよね?(ほんとは、そんなことが問題になること自体情けないことなのですが、、、) そこで、高額な教…
さて、今回は「Learning – hacks」について記します。 まぁ、小手先のテクニックといえばそうなのですが、人によっては結構効果があるy場合があります。 因みに、ここで取り上げるhackとは、「便利な小技」、「生活の知恵」、「頭を使って、何かを効率的に…
企業内教育をよい方向にもって行こうと、IDや学習、教育の理論を学ぶことは最も重要です。分析し、デザインをし、方略を考え、形成的評価を行い、、、、というのは当たり前のことです。 しかし、いざ提案、布教(?)、実施ということについて、企業において…
「4C/ID モデル」は、企業教育に向いたモデルなので、日本では殆ど使われていないですが、似たモデルに、「ストーリー中心型カリキュラム(熊大大学院)」 や「マーク・プレンスキーのスキル基盤型カリキュラム」 等があります。 では、「4C/ID モデル」 と…
企業内教育には、PBL(Problem-based Learning)ではなく、TCI(課題中心型インストラクション)の方が有効ではないか? ということを前回に記しました。 では、TCI(課題中心型インストラクション)とは何でしょう? 簡単に説明すると下記のような感じで…
今日はPBL(Problem-based Learning)は有効なのか? ということについて考察を記します。 因みに、一般的によく言われるPBLは下記の2つがあります。ややこしいですね? (2つのPBL) (Problem-based Learning) 1960年代にアメリカやカナダの医学・薬…
知的技能について、再考してみます。 学習目標分類の比較 学習成果の分類には上記のように、研究者によって名称こそ違いますが、ほぼ確定されています。 大雑把にとらえれば、「記憶」「応用」「創造」といったところでしょうか? 今回の「知的技能」は、ガ…
アカデミアの先生にはわからないこと(研究と実践の乖離)の最後に、共同研究に感じた内容を記します。共同研究の内容についてはまたの機会に、、、 数年前、仲のいいアカデミアの先生と「共同研究」を行いました。「共同研究」とはいっても、ほとんどはこち…
アカデミアの先生にはわからないこと(研究と実践の乖離)の Part.2です。 アカデミアでの研究や理論、モデルなどは、深く詳細に考えられ、非常に素晴らしいと思ってます。 だから、わからない事案の時、判断を迷った時などには、理論に立ち戻ったり、先生…
教育や学習の理論を学ぶには、様々な方法があります。 企業人においては下記の5つくらいの方法があるかと思います。 1.書籍で学ぶ 2.ネットで情報収集し学ぶ(e-Learning含む) 3.大学に入る 4.公開講座で学ぶ 5.共同研究で学ぶ 私の場合は、3の…
何年か前に、「Learning Analytics」 ということが流行りました。 一部のLMS業者は専用のソフトウェアを売り出したりしましたね。 ちょうど、ロジカルシンキングなんていうのが企業の中でどうにか取り入れだされた頃だったと記憶しています。 それと同時期に…
「テストから作る」という方略について、 これは、たしか鈴木先生の本にもあったと思うのですが(?)、「学習目標」を作れない人々(企業内教育担当者)のために、とりあえずこうやってみて、後々、真正な「学習目標」がたてられるようになればいいな、、、…
「言語情報のテスト」と「知的技能のテスト」について少し記します。 学習評価をする場合、これはとても重要なことなのですが、ほとんどの場合あまり認識されません。 ガニェのところで「学習成果の5分類」で記しましたが、 ・言語情報・知的技能・認知的方…
アンドラゴジー(Andoragogy)と ペタゴジー(Pedagogy)って、一時よく聞きましたよね? これも、教育業界においては数ある「トレンド」の一つです。 アンドラゴジー(Andoragogy):ギリシャ語の成人(aner)と指導(agogus)を組み合わせた造語 ペタゴジ…
SCC ( Story Centered Curriculum ) をご存知でしょうか? (ストーリー中心型カリキュラム)については、下記の書籍でご確認してください! ストーリー中心型カリキュラムの理論と実践―オンライン大学院の挑戦とその舞台裏 で、終わってしまってもいいんで…
「CBE(Competency-Based Education)」というのは、これもまた少し前に教育人材育成業界(?)で「トレンド」になった「コンピテンシー」をベースにした教育のことです。 実は、これは非常に難しい。でも、そういった難しいことを避けていては目標には到…
Adaptive Learning は一般に「適応学習」とよばれます。 「適応学習」は、学習者ひとりひとりのレベル・能力・特性に 合わせた学びを提供する学習スタイル です。PSIと近い考え方ですが、近年は「適応」という言葉が気に入られたのか、割とポピュラーになっ…